ロシア・ウクライナ・ベラルーシ探訪 服部倫卓ブログ

ロシア・ウクライナ・ベラルーシを中心とした旧ソ連諸国の経済・政治情報をお届け

カテゴリ: デジタルライフ

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 こちらに、ロシアの「地域社会インターネットテクノロジーセンター」という機関が実施したロシアにおけるVPN利用に関する調査結果が出ていたので、要点だけ紹介しておく。なお、調査は2023年9月にロシア全地域で7,000人の成人回答者を対象に実施されたということなので、かなり大規模な調査ではあるが、それ以上の詳しい調査方法は示されていない。

 調査結果によると、VPNを利用しているという回答者は22.1%、利用していないという回答者は62.5%、回答困難が8.4%だった(残り7.0%は?)。

 「どんな目的でVPNを利用しているのか?」という設問の回答状況を示したのが上図。明記されていないが、ユーザーだけが回答し、複数回答が可能だったのだろう。整理しておけば、以下のとおり。

  1. ロシアでブロックされているソーシャルメディアにアクセスするため:60.3%
  2. ロシアでブロックされているニュースサイト、マスコミにアクセスするため:33.9%
  3. 映画・音楽の観賞、ダウンロードのため:21.8%
  4. 仕事のため:18.1%
  5. 匿名性を保持するため:17.4%
  6. ソフトウェア、動画をダウンロードするため:14.8%
  7. 外国のオンラインショップで買い物するため:6.1%

 過去半年間でどんなVPNサービスを利用したかという設問で、多く挙がったのが、以下のとおり。残念ながら数字が示されていない。

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 HP更新しました。マンスリーエッセイ「カスペルスキーVPNイイネ!」です。よかったらご笑覧ください。

 5月のマンスリーエッセイと言いつつ、6月にずれ込んでしまいました。今週末に横浜で比較経済体制学会があり、その発表に向けたペーパー執筆に昨日まで没頭していたため、HP更新が遅れたという次第です。今日これから羽田に飛ぶのですが、着陸できるのやら。


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 もう4年ほど前になってしまったが、以前「アンドロイドだっていいじゃないか! ロシアでもiPhoneは人気だけど」というコラムを書いたことがあった。それにしても、当時はこんな密度の濃いコラムを週に1本書いてたんだな。

 それで、ウクライナへの侵攻が始まり、アップルはロシアへの商品供給を停止した。iPhoneはトルコなどを経由した並行輸入という形で引き続きロシアに入荷はしたものの、ロシアのユーザーにとっての利便性が低下したことは間違いない。

 こちらの記事によると、ロシアのスマホ販売市場において、iOS(iPhone)のシェアが低下し、アンドロイドのそれが拡大しているということである。すなわち、2022年第1四半期と2023年第1四半期のシェアを比べると、iOSは台数ベースで14.4%から10.4%へ、金額ベースで39.9%から36.5%へ低下した。一方、アンドロイドは、台数ベースでは85.6%から89.6%へ、金額ベースでは60.1%から63.5%へと拡大した。実数で言うと、iOSが95.1万台から67.7万台に減る一方、アンドロイドが565万台から583万台に増えた。

 制裁でiPhoneが減ったという点に注目すべきか、制裁にもかかわらずいまだに買うことはできて10%強のシェアがあるという点を重視すべきか、微妙なところである。


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 アップルはロシアから撤退したが、ロシア市場からiPhoneが完全に消えてなくなったわけではない。こちらの記事が、最近のロシアiPhone事情につき伝えている。

 記事によると、ここに来てロシアには、アクティベーション(初期設定)済みのiPhoneが流入するようになっている。それは、ロシアと取引してきた欧米企業が、米国の制裁の対象になること、アップルとの関係が切れてしまうのを恐れ、ロシアへの並行輸入に協力しなくなっているからである。米国は300ドルを超えるスマホの対露輸出を禁止している。

 いったん外国で初期設定が完了すれば、それ以降の行方については、アップルは特に頓着しない。初期設定済iPhoneのロシア流入は、今後どんどん増えていくと見られる。

 ロシアの消費者にとっては、こうしたデバイスの難点は、アップルのグローバル保証を受けられず、ロシアの販売業者の1年間の保証だけになってしまうことである(注:日本などの諸外国でもiPhoneの保証期間は1年だと思うのだが…)。

 販売業者がiPhoneを仕入れる際に、100台くらいまでの少量であれば、マーケットプレイスで、初期設定されていない、まっさらなiPhoneを入手することも可能だが、高くつく。それ以上に大量に調達するとなると、初期設定済みを選ぶしかなく、その方が割安でもある。


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 HP更新しました「我が家のホームシアター・ルネサンスとHDMI地獄」です。旧ソ連圏の研究とはまったく関係ない道楽の話ですが、よかったらご笑覧ください。


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 商売柄、自分の研究分野についての新刊などは常にチェックするようにしている。その際に、安直だが、Amazonの検索で、「本」のジャンルを選び、「ロシア」というキーワードで検索をしてみるというのが、常套手段である。

 ところが、実を言うと、Amazonの検索はこの用途では使いにくく、最近ますます酷くなってきたように感じる。ロシアというキーワードで検索すると、ロシア美女のセクシー写真集の類がやたら数多くヒットする。また、当方は「本」のジャンルで検索しているのに、ロシアのカレンダーくらいまでは許せるとしても、「ロシア産ほっけの開き」の類まで表示されてしまう。最近、さらに困ったことに、「ロシア」というキーワードで、ロシアで発行されたロシア語の本までもが大量に表示されるようになってしまった。そんなこんなで、Amazonの検索は、ちょっとでも関連するあらゆるものを表示するので、「日本で発行されたロシアについての最新書籍を検索したい」というニーズには、甚だ不向きになっていると実感している。

 私が至った結論は、単純な検索という用途には、楽天ブックスの方がはるかに向いているということである。楽天ブックスで「ロシア」と入れて、「新しい順」に設定すれば、ずばり私の知りたい「日本で発行されたロシアについての最新書籍」が秩序立って表示され、大変結構である。

 似たような話だが、今般、私は「地経学」という術語について学びたいと思い、まずはAmazonで書籍検索してみた。私は、そのものズバリ、タイトルに「地学」と入っている本を知りたいのだけれど、Amazonは頭が良すぎるというかお節介というか、むしろ「地学」というタイトルの本を推してくる。中でも、北岡伸一・細谷雄一(編著)『新しい地政学』(東洋経済新報社、2020年)が一押しという雰囲気だった。チェックしてみたところ、この本には田所昌幸「武器としての経済力とその限界ーー経済と地政学」という章もあるので、本全体のタイトルには入っていないが、本の随所で「地経学」という術語の言及もあるのだろうと想像し、電子版を購入してみた。ところが、実際にはこの本には「地経学」という言葉は一箇所も出てこなかった(電子書籍を文字列検索したので、間違いはないだろう)。この本自体はむろん非常に学ぶところの多い有益なもので、買って損はなかったが、Amazonで「地経学」というキーワードで商品検索し、上位に表示された書籍に、実際には「地経学」という言葉が一箇所も出てこないというのは、ちょっと考え物ではないかと思ってしまった。

 それに対し、ここでも、楽天ブックスで検索した方が、本のタイトルに「地経学」と入っているものを素直に並べてくれるので、個人的にはその方が助かる。


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 先日、「TikTok革命はロシアを変えるか?」というエントリーをお届けした。それにも関連して、ちょっと前の記事だが、こちらに2020年1~11月にロシアでダウンロードされたモバイルアプリのランキングというものが出ていたので、それを上掲のとおり眺めてみよう。

 2020年1~11月にロシアでは51億のモバイルアプリがダウンロードされた。モバイルアプリの課金総額は12億ドルであった。残念ながら実数は出ていないが、2020年1~11月に最も多くダウンロードされたのがくだんのTikTokであり、それにWhatsApp、Telegramというメッセンジャー系のアプリが続いた。4.ズベルバンク・オンライン、7.国家サービス、8.アヴィト、9.フコンタクチェはロシアのローカルものである。アヴィトというのは知らなかったが、不動産、求職、自動車の売買などに使われるらしい。10位にZOOMが入ったのは世相か。

 参考までに、全世界における2020年1~11月のモバイルアプリのランキングは、以下のとおりである。

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 どうも、ロシアのナワリヌイの乱を読み解く上でも、TikTokが鍵を握っているらしい。当方、インスタは他人の投稿を眺めるだけ、TikTokはほとんど利用したこともなく、このままではロシア事情研究にも支障が生じそうである。

 そうした中、こちらの記事が、TikTok革命がロシアの政治、特に今般のナバリヌィ・デモにどのような影響を及ぼしているかを論じているので、以下のとおり骨子だけまとめておく。

 ロシアでは2,300万人がTikTokを活発に利用している。一般的なイメージに反し、未成年のユーザーは25%だけであり、75%が大人で、しかも55歳以上も12.5%に上っている。子供もいれば大人も高齢者もいるという、真に国民的なアプリなのである。

 割と最近まで、ロシアでTikTokは政治とは無縁であった。しかし、昨年改憲の動きが生じた際に、政治的コンテンツが顕著に増え、「#поправкивконституцию(改憲)」というハッシュタグの動画が数千に上り、現在までに1,000万回閲覧されている。S.ミハイロフのようなセレブたちがインスタで改憲をPRしていた頃、TikTokの使い手たちは、たとえば改憲がLGBTに及ぼす圧迫を問題提起したりしていたのである。ハバロフスクでフルガル知事逮捕に反対するデモが起きた時には、政治的な投稿がさらに増えた。

 今般のナワリヌイの乱に際しては、数百万の人々がナワリヌィの帰国表明以降の経緯を見ていたので、TikTokのアルゴリズムの判断により、1月23日のデモ参加を呼びかける投稿が、それらの人々により積極的にレコメンドされた。それに反応してユーザーが政治的な投稿をすると、それらも連鎖的にレコメンドされ、数十万人に閲覧されることとなった。

 当然、体制側も対抗措置をとり、「#запутина(プーチンに賛成)」、「#противнавального(ナワリヌイに反対)」といったハッシュタグの動画が多数投稿された。これらの多くは、フェイクアカウントからの投稿であったと見られる。また、体制側が実績のあるTikTokの使い手にカネを払い、体制支持の内容の投稿を依頼する現象も見られた。

 最終的に、TikTokを抑えきれないと判断した体制側は、得意の直接的な圧迫に乗り出した。ロシア連邦通信監督局は、TikTokに対し、抗議活動参加を呼びかける投稿を削除するよう要求し、その後、禁止された情報を遮断できなかったとして、400万ルーブルの罰金を科した。


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 HP更新しました。マンスリーエッセイ「ロシア語は私の睡眠導入剤」です。先日ツイッターでつぶやいた話の焼き直しですが、よかったらご笑覧ください。


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 こちらのページに、ベラルーシにおけるソーシャルメディアのランキングというものが出ていたので、簡単に見ておくことにする。2019年10月の調査結果である。まあ、だいたいロシアなどと同じ図式だ。

 まず、月間の投稿数を見たのが、上のグラフである。全体では4,270万の投稿があり、フコンタクチェが2,067万、アドノクラスニキが866万、インスタグラムが635万などと続いた。

 次に、投稿者の数を見たのが、下のグラフである。全体では300万人であり、フコンタクチェが150万人、インスタグラムが98万人、アドノクラスニキが51万人などと続いている。

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 ちなみに、ツイッター(日本と違ってユーザーは少ないが)、フコンタクチェ、フェイスブック、インスタグラムの投稿者の男女比を見ると、下図のようになる。インスタで女性が圧倒的に多いのは、いずこも同じ。

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 こちらのサイトで、「最新グローバルデジタルトレンド2020」という情報が伝えられている。世界各国のデジタル、モバイル、ソーシャルメディアの利用状況を比較したレポートである。

 この中で、人口に占めるソーシャルメディアの利用状況を比較したのが、上図である。私の関心国であるロシアは、世界平均の49%よりもやや低い48%となっている。日本は65%。正直言えば、ロシアはもっと高いかと思っていた。

 一方、「16歳から64歳のインターネットユーザーが1日にソーシャルメディアを使用する平均時間」という指標を見ると、下図のとおり、ロシアは世界平均の2時間24分をやや上回る2時間26分となっている。全体として、途上国・新興国ほど使用時間が長く、先進国ほど少ないという傾向になっている。日本は主要国では極端に短い45分となっているが、本当だろうか?

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 今般、自分のHP(このブログじゃなくて公式HPの方)を更新しようとしたら、恐ろしいことに気付いた。市井の善良な市民の皆様にはかかわりのない話だが、ウェブサイトを管理する上で、「テンプレート」という大元のようなファイルがあり、そのテンプレートファイルを修正すると、それに合わせて他のページも自動的に共通様式で修正されるようになっているのである。ところが、今般、そのテンプレートファイルを修正しようとしたところ、ファイル自体がどこにも見当たらないのである。原因にはまったく心当たりがない。今は多忙で抜本的な対策がとれないので、細かいことには目をつむり、可能な範囲でHPを更新していくしかない。

 というような話はどうでもいいとして、マンスリーエッセイ「ロシア都市探訪記録」を書きました。先日、GLOBE+に、「まだだいぶ遠いロシア全地域制覇への道」というコラムを書き、これは要するに、自分はロシアの全83地域(クリミア共和国とセヴァストーポリ市も入れれば85だが)のうち、これまでいくつを訪問したことがあるかという談義だった。それで、くだんのコラムを書いた時に、州や共和国といった地域のレベルだけでなく、訪問した都市についても語ろうかと思ったのだけど、コラムが長くなりすぎるので、やめておいた。そこで、今月のエッセイでは、コラムでは割愛した訪問都市の一覧を掲載してみた。


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 こちらで閲覧可能だが、ロシアの『プロフィール』誌(2019年9月9日号、No.34)に、ロシアのエレクトロニクス産業についてのレポートが出ているので、骨子を以下のとおりまとめておく。

 ロシア政府が検討している「2030年までにエレクトロニクス産業発展戦略によれば、10年間で世界のリーダーたちに追い付き追い越す目標が掲げられている。しかし、実際に商店を覗けば、国産のPC、スマホなどは皆無である。公務員使用の電子製品を輸入代替するという目標も、過去数年で失敗に終わった。最近、政府は2019年7月10日付の政府決定で「ロシアのエレクトロニクス製品の一覧表」というものを制定する新たな試みを始め、これが当該産業の発展を促すことが期待されているが、国産定義の難しさなどがあり、出だしから困難に直面している。

 ロシアのエレクトロニクス産業は、理念的にはソ連の遺産だが、現実には1990年代に壊滅し、ゼロからの出発を余儀なくされた。最初の本格的な再興の試みは、2010年代の初頭に、「2013~2025年の電子・電子無線産業の発展」というプログラムが策定されたことだった。それによれば、ロシアのエレクトロニクス製品市場における国産品の比率が40%に、世界シェアは0.8%になるとされた(2011年現在では17%、0.3%だった)。

 しかし、2014年に危機が起こり、すべての計画が狂った。国の優先方針は輸入代替となり、エレクトロニクス産業発展プログラムは棚上げになった。しかし、PC、スマホを国内生産するための設備を、ロシアは生産できないということが浮き彫りとなった。

 手始めに、まず国家機関で使用する機器を国産化することが想定された。国家安全保障にかかわる分野だからである。しかし、この面でも成果は出ていない。たとえば、2016年にPC1万台を内務省に納入する入札でTプラットフォルムィ社が落札した。総額3.6億ルーブルで、「バイカルT1」というプロセッサをベースとした「タヴォルガ」というPC.だった。同社は2018年末に必要台数を納入したものの、内務省は2,000台しか受け取らず、期限通りに納入しなかったとして社長が逮捕された。産業・商業省、経済発展省が要請しても社長は釈放されなかった。詳細は明らかでないが、同社は内務省の示した課題に応えられなかったと見られる。

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 ロシアの『プロフィール』誌(2019年9月9日号、No.34)に、ロシア独自開発のスマホに関するコラムが出ている。要点は以下のとおりである。

 ロシアではPC、スマホ等の一般消費者向けエレクトロニクス商品の生産はほぼ行われていないが、時折市場にはロシア独自開発とされる商品が投入されることがある。

 代表的なのは、Yota Devicesが発表したYotaPhoneのシリーズで、e-linkスクリーンというものが裏側のパネルに据えられているものだった。2013年に投入されたが、価格が高くデザインが物議を醸したことで、市場には受け入れられなかった。第2世代のYotaPhoneはデザインが改善されたが、やはり市場には浸透せず、結局、2世代合わせて10万台以下しか売れなかった。

 その数年後、Inoiというブランドが登場し、2019年第1四半期には格安スマホ部門でトップに立ったこともあった。Inoiはアンドロイドだけでなく、オーロラOSの将来版であるセイルフィッシュOSでもスマホを開発している。マスコミでは、Inoiが公務員用スマホの主要候補とされている。

 最近では、ヤンデックス・スマホが注目を集めている。2018年にヤンデックス・ステーションが発表され、スマートホームの構成要素となりつつある。ヤンデックス・テレホンは、ヤンデックスのサービスをプリインストールした廉価スマホである。

 他にもロシアにはBQ、Texet、Maxvi、Itelといったブランドがあるが、それらのスマホはすべて外国の部品を使って中国で組み立てられている。


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 HP更新しました。マンスリーエッセイ「増税を前に真夏の爆買い」です。よかったらご笑覧ください。


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 GLOBE+に、「デジタル経済は天使か悪魔か? プーチン・ロシアが模索する新たな国家主権」を寄稿しました。


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 YouTubeで、「使わなきゃ損! 国際貿易センター(ITC)の貿易統計データベースの活用法を解説 」という動画を配信しました。週末にもかかわらず週刊ロシア経済が作成できなかったので、その罪滅ぼしです。


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 話題沸騰! かどうかは知らないが、最近ロシア関係者のSNSなどでチラホラと取り上げられているPC版の研究社露和・和露辞典。DVD-ROMのパッケージが17,064円で、3月15日発売ということだ。

 以前は私も、海外出張に重い辞書を持って行ったものだ。最近は、分からないロシア語単語等があっても、ネット検索すればだいたい調べられるので、当然出張には辞書など持って行かないし、そもそも卓上に辞書があってもネット検索を優先するような感じだ。ただ、PC上で研究社露和・和露辞典が引けるということであれば、結構使う機会が多いのではないかという気がする。

 ただ、気になっていたのは、この商品は、常にディスクをドライブに入れっぱなしにしないといけないのだろうか? ということだ。仮にそうなら非常に不便だし、出張用のモバイルPCにはそもそも光学ドライブがなく、それではあまりに使い勝手が悪い。そこで、この辞典のインターフェイスであるLogoVista辞典ブラウザの説明をこちらのページでチェックしてみたところ、「インストール後はメディア不要のハードディスク格納型、見たいときにすぐ検索」と書かれているので、ディスクをドライブに常時セットしておく必要などはないのだろう。それならば、便利そうだ。まあ、ドライブのないPCしか持っていない人は利用できないだろうが、当方は一応外付けドライブがあるので、モバイルPCへのインストールについても問題はない(他の商品の前例を見ると、後からダウンロード版が追加されるのかもしれない)。ただし、「何台までしかインストールできない」なんて縛りはあるのだろうか?


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 GLOBE+に、「ロシアのYouTubeは子供が主役? 独自のソーシャルメディア事情に迫る」を寄稿しました。


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 こちらの記事が、2018年のロシアのソーシャルメディアを総括して、注目すべき6つのトレンドということを伝えているので、以下のとおり簡単に整理しておく。

  1. インスタグラムのユーザーが爆発的に増えた。
  2. FB、VK、アドノクラスニクなどで、動画形式の投稿が増えている。
  3. プラットフォームのテーマ化、個人化が進んでいる。
  4. ユーザーの年齢層の上昇。
  5. ユーザーを囲い込もうとするソーシャルメディア間の競争激化。
  6. 以前のような自慢ではなく、自分の抱える問題などを率直に表現することが好まれるようになっている。

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 ホームページ更新しました。マンスリーエッセイ「国境を越えるロシア産MP3」です。


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 HP更新しました。マンスリーエッセイ「ホームページ開設15周年」です。よかったらご笑覧ください。


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 私のホームページ(このブログではなく公式ホームページ)は、最近は自分の仕事の一覧を載せるだけみたいになって、日々の情報発信はこのブログにシフトして久しいので、皆様にとっては関心外かもしれない。しかし、一応ご報告しておくと、このほどホームページを引っ越した。先日書いたように、今まで入居していたYAHOO系のジオシティーズというサービスが打ち切られることになったからである。結局、GMO社系列のVALUE-DOMAINエクスリアというサービスを利用することにした(会社名とブランド名が入り組んでいて理解しにくいが)。

 今まではジオシティーズの有料プランでhttp://www.hattorimichitaka.comという独自ドメインだったが、今度は無料コースにしたので、http://hattorimichitaka.g1.xrea.comに変わり、都落ちの印象は拭えない。ともあれ、一応ご連絡まで。


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 文部科学省および日本学術振興会が交付する科学研究費助成事業、通称「科研」では、最近、プロジェクトを申請する際に、参加メンバーが「researchmap」に登録されていることが、必須になっているらしい。researchmapというのは、日本の研究者のデータベースみたいなものであり、研究者自らが、共通フォームで自分の経歴や業績を入力することになっている。私は従来は本件についての認識がなかったが、このほどあるプロジェクトに協力者としての参加を求められ、科研費を申請する上で必要になるということで、自分のページを入力した。ただし、大学の先生方などと違って、私の場合は月に数本は雑文を書いているので、そういうものまで全部載せていると、キリがない。今回researchmapに入力したのは、ごく一部の業績ということになる。

 私の場合は、researchmapを待つまでもなく、以前から自分のHPでプロフィールや業績一覧を載せているので、「それを見てよ」と言いたい気持ちもあるわけだが、このような共通フォームのデータベースがあるならば、業界でそれがスタンダードになるのは当然だろう。実際、researchmapの私のページは、作成して間もないにもかかわらず、自分の名前を検索すると、割と上位に来る。逆に言えば、以前も書いたとおり、私のHPの入居するYAHOO系のジオシティーズがサービス打ち切りということで、HP自体をこれからどうしていこうかと考え中であり、researchmapのようなものがあるなら、一部それに置き換えていくことも一案かもしれない。


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何度か書いているように ロシアでは ライブドアブログ が ホームページ経由では アクセスできないので アプリ経由で 更新する 実験中 ついでに 初めて 音声入力で 入力中。

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 休日なのでよもやま話でご勘弁いただくが、私の公式HP(このブログではなく http://www.hattorimichitaka.com の方)が入居しているホームページサービスの「Yahoo!ジオシティーズ」が、2019年3月末をもってサービスを打ち切るとのことである。まあ、ジオシティーズは、何年か前にブログを打ち切ったり、始めると予告していたサービスを結局ローンチしなかったりと、迷走していることは見て取れ、こうなることは、何となく分かってはいたが。「ソニーとヤフーは一方的にユーザーを切り捨てがち」という格言があるが(というか、私が今つくった)、それが的中した形である。

 ちなみに、こちらの発表によれば、ジオシティーズ終了の理由は以下のように釈明されている。

 サービス終了の理由は、一言では説明できません。採算面や、今後システムを維持するためのテクノロジーに関する複数の課題などを総合的に判断した結果、これ以上の継続は難しいという判断に至りました。ご利用いただいている皆様にはご迷惑をおかけしますが、なにとぞご理解をいただけますと幸いです。

 いまどき、ネットサービスは無料というケースが多いと思うが、私はこのジオシティーズに対しては月額500円を支払っていた。有料コースだと、独自ドメインを取得でき、広告を非表示にすることができ、なおかつ容量も大きいからである。ただし、ジオシティーズの有料版のサイズ上限が10GBであるところ、私は実際にはその6%くらいしか使っておらず(642MBほど)、無駄だなあとは感じていた。もっと言えば、日常的な情報発信は完全にこのブログの方にシフトしているので、公式HPの方は最小限の更新しかままならず、ブログの方に一本化してしまおうかといったことも考え始めていた。まあ、おそらくどこか別のサービスに引っ越して、HPも継続はすると思うけれど、一つの転機になっていきそうである。


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 HP更新しました。マンスリーエッセイ「望遠レンズを求めてモスクワをさまよい歩く」です。よかったらご笑覧ください。


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 これは先週明らかになった、かなり大きな経済ニュース。こちらなどが伝えるところによると、中国系のアリババ・ルグープはロシア資本と合弁企業AliExpress Russiaを創設し、ロシアにおけるネット通販AliExpressの事業を同合弁に委ねることになった。AliExpressだけでなく、B2CのTmallなどもその傘下に入る。AliExpress Russiaの株式比率は、アリババ・ルグープ48%、ロシア通信大手のMegaFonが24%、ロシア・ネットサービス大手のMail.Ru Groupが15%、ロシア直接投資基金が13%となる。

 なお、これに至るまでの背景については、しばらく前に書いた拙稿「ロシアにとって踏んだり蹴ったりな中国アリババのネット通販」を参照していただきたい。要するに、ロシア側が、「我が国で商売をするなら、応分の投資と利益配分をしろ」と迫り、アリババがそれに歩み寄ったということなのだと思う。


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 以前も何度か苦言を呈したように、私のこのブログが入居するライブドアブログは、ロシアでアクセス禁止の対象となっている。別に当ブログがロシア当局から敵視されているということでもあるまいが、とにかくロシアではライブドアブログ全般がアクセス不能な状態になっている。

 それで、従来は単にブログの閲覧ができない状態だったのだけれど、ブログの編集画面は普通に開くことができ、ブログの更新は可能だった。ところが、今回ロシアに来てみたら、編集画面にもアクセスできなくなっていた。

 ただ、今回の出張前に、思うところあり、「Chromeリモートデスクトップ」の設定をしておいた。これは、当該の設定さえすれば、Chromeを通じて、たとえば自宅のPCを遠隔から操作でき、なおかつそのデスクトップの模様も遠隔から閲覧できる、というものである。なので、ロシアに居ながらにして、自宅PCを通じて、ロシアで利用できないネットサービスを利用できる、ということになる。この設定は無料であり、また自分のPCを遠隔から操作・閲覧しているだけなので、法律的な問題もない。なお、設定方法に関しては、私が探した範囲内では、たとえばこちらのサイトの説明が非常に分かりやすかった。

 というわけで、現在このブログは、ロシアのホテルの一室から、自宅PCを遠隔操作して更新しているわけである。別目的のためにChromeリモートデスクトップを設定していたのだが、思わぬところで役に立った。ただし、ホテルのWiFiは低速なので、遠隔操作の動きはもっさりとしており、ストレスを感じる。出先の環境が相当な高速通信でないと、音楽や動画は無理だろう。


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 変な話だが、私が音楽を聴いて一番感動するのは、PC上でエクセルのデータ処理をしながら聴く時である。ちゃんとしたオーディオで居住まい正して聴くよりも、PCで作業をしながらの方が、良い感じで没入でき、かえって音楽に集中できる気がするのだ。

 したがって、自宅のデスクトップPCのスピーカーが大事になってくる。これまではCreativeというブランドのものを使っていた。しかし、数年使って、だいぶボリュームのガリが出るようになってしまった。PC周辺機器という感じのものよりも、もうちょっとオーディオ寄りのものが欲しくなった。そこでこのたび、Bose Companion 2 Series III multimedia speaker systemというものに買い替えた。まあ、ハイレゾ云々までこだわるつもりはないし、ブルートゥース対応なんかじゃなく普通にケーブルで繋げばいいから、1万円ちょっとの商品だ。音は、まだちょっと良く分からないけど、バランスはだいぶ良くなったかな。


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