服部倫卓のロシア・ウクライナ・ベラルーシ探訪(ブログ版)

私のホームページ「ロシア・ウクライナ・ベラルーシ探訪」(http://www.hattorimichitaka.com)のブログ版です。

カテゴリ: サッカー

zenit

 旧ソ連諸国のサッカー会場には従来、明らかな短所と明らかな長所があった。

 短所は、サッカー専用スタジアムがほぼ存在せず、トラック付きの陸上競技場でサッカーの試合が開催され、これが臨場感を損なっていたことである。他方で、長所は、そうした陸上競技場は、ほとんどの場合、街のど真ん中に位置しており、交通が至便だったことである。実際、旧ソ連の地方都市に行くと、スタジアムの名前が「ツェントラーリヌィ」(「中央」という意味)であるケースが少なくない。旧ソ連の地方都市は画一的で味気ないが、スタジアムの立地だけはソ連の都市計画の画一性に感謝すべき状況だった。

 ただ、ウクライナでは、ユーロ2012に向け、リヴィウとドネツィクで立派なサッカー専用スタジアムが完成した(後者は紛争で破壊されてしまったが)。ロシアでも、2018年のワールドカップに向け、続々と専スタが誕生している。恐らく、現時点で、世界の中で最もすごい勢いでサッカー専用スタジアムが誕生しているのが、ロシアという国である。何しろ、ワールドカップ向けの12会場はすべてサッカー専用であり、それ以外にもモスクワの各クラブの自前専スタが3つほどある(建設中含む)。

 しかし、そうした新しい専スタは遊休地に建設せざるをえないので、従来の街の真ん中にあった陸上競技場と異なり、どうしても交通の便が悪くなる。これは、日本のサッカー場がたいてい交通の便が悪いのと同じ問題である(日本ではサッカーは後発の文化なので)。

 それで、今般気付いたのは、こちらの記事などに見るように、どうもサンクトペテルブルグの新サッカースタジアムである「ゼニト・アレーナ」が、かなり交通の便が悪そうだということである。同スタジアムは島というか川の中州のようなところに誕生したのだが、最寄りの地下鉄駅から2.7kmあり、歩くと30分くらいかかる。しかも、大イベント開催時には、人ごみで進むのが遅くなるし、道中の警備を厳重にやるはずなので、余計にノロノロになりそうである。自家用車で付近まで行こうとしても、橋が渋滞したり閉鎖されたりといったことがありそうで、まずやめた方がよさそうだ。

 近く、ワールドカップのプレ大会として、コンフェデが開催され、ゼニト・アレーナでロシアVSニュージーランドの開幕戦が行われる。大イベントで同スタジアムが使われるのは初めてなので、導線の課題などがここで浮き彫りになってくるはずである。


ブログランキングに参加しています
1日1回クリックをお願いします
にほんブログ村 海外生活ブログ ロシア情報へ

1484931175

 こちらの記事が、サッカー・ワールドカップの主要会場の一つとしても使用される、サンクトペテルブルグの新スタジアム建設費について伝えている。それによると、2つの追加契約を含め、総工費は417億1,200万ルーブルとなるということである。サンクトペテルブルグ市行政府の建設委員会が明らかにした。スタジアム自体の工事費が359.8億ルーブルで、スタジアムの周囲の整備費が43億8,100万ルーブル、入場ゲート設置費用が13.5億ルーブルとなっている。

 417億1,200万ルーブルは、現時点の為替レートで換算すると、約7億ドル、783億円程度ということになる。ルーブル暴落前のレートで計算してたら、2倍近いドル換算値になるが。日本の新国立競技場の騒ぎを経た今となっては、逆に安い印象すら受けてしまう。


ブログランキングに参加しています
1日1回クリックをお願いします
にほんブログ村 海外生活ブログ ロシア情報へ

foot

 こちらの記事によると、ヨーロッパの各国サッカーリーグ戦およびクラブ経営に関するUEFAの報告書が発表されたということである。記事にもとづいて、ロシアに関し目に留まった点だけメモしておく。

 ロシア・プレミアリーグは、選手の平均年齢が27.1歳で、これはトルコと並んで、欧州で最も高齢のリーグということになる。

 2014/15シーズンから2015/16シーズンにかけての観客数の伸びという指標で、ロシアは欧州の中で9位だった。ロシアの観客数は8%伸びた。なお、絶対数はまだ多くないものの、アゼルバイジャンの観客動員がほぼ倍増していることが注目される(リーグの拡大でもあったか? 未確認)。

 プレーヤーの報酬総額で、ロシア・プレミアリーグは5億6,300万ユーロで、これは欧州で6位。ロシアの伸び率は前年比31%と突出。

 クラブレベルの報酬総額では、ゼニト・サンクトペテルブルグがロシアのトップで、1億1,300万ユーロ、欧州全体の17位だった。ただし、同クラブは前年比11%減。

 欧州のサッカークラブを、当該国以外の外国人が保有しているパターンを見ると、中国人の12、米国人の11、に続き、ロシア人の4人などなっている。アブラモヴィチ氏のチェルシーは有名だが、このほか英ボーンマス、仏モナコ、蘭フィテッセをロシア人オーナーが所有している。他方、ロシア・プレミアリーグ16チームのうち、ロシア人オーナーであることが確認されているのは14チーム。

 欧州のクラブのうち、2015年末現在の純債務額が大きいクラブという指標で、CSKAモスクワが7位(2億2,400万ユーロ)、ディナモ・モスクワが14位(1億6,400万ユーロ)となっている。

 (2015/16シーズンの?)純利益のランキングで、ゼニト・サンクトペテルブルグが9位になった(2,600万ユーロ)。なお、同ランキングでは6位にドニプロ、8位にディナモ・キエフとウクライナ勢が入っている。逆に、純損失のランキングでは、5位にCSKAモスクワ、15位アンジ・マハチカラ、16位にディナモ・モスクワとロシアのクラブが目立つ。

 各国リーグの放映権収入の総額を見ると、やはりイングランドの21.6億ユーロという数字が突出し、イタリアの9.5億ユーロ、スペインの7.3億ユーロ、ドイツの6.5億ユーロなどと続き、ロシアは11位の3,900万ユーロに留まっている(ただし、前年比143%増)。

 


ブログランキングに参加しています
1日1回クリックをお願いします
にほんブログ村 海外生活ブログ ロシア情報へ

vtb

 アイスホッケーの世界で、ロシアを中心とした国際的なリーグ戦「コンチネンタルホッケーリーグ」というものが存在していることに関しては、当ブログでも何度が言及してきた。実は、バスケットボールでも同じような状況であるということを、2017年1月12日付のイズベスチヤを読んでいて、今般初めて知った。

Logo_VTB_united_league

 イズベスチヤの記事によれば、ロシア・バスケットボール連盟とVTB銀行の共催という形で、2008年から「VTB統一リーグ」というものが開催されているそうである。欧州バスケットボール連盟公認の大会だが、ロシアの国内選手権と、東欧・北欧のチームも参加する国際リーグ戦という二面性をもった大会とのことである。記事を読む限り、ロシア以外のチームは、それぞれ国内リーグ戦も戦うことが義務付けられているようだ。現在の2016/17シーズンは、ロシアの他には、エストニア、ラトビア、カザフスタン、ベラルーシのチームが参加しており、計5ヵ国から13チームが参戦しているという(上掲地図参照)。

 さらに、この記事によれば、参加チームの顔触れには各クラブの経営問題などを原因に結構出入りがあり、2015/16シーズンを最後に退会していたフィンランドのバイソンズというチームが、最近になって再び来季から参加したい意向を示している他、スウェーデンのチームからの新規参入の可能性もあるという。北欧側の参加動機は、日常的により高いレベルのチームと対戦できること。一方、ロシアの関係者は、「地政学的な要因が非常に大きい。諸条件(注:欧米との対立関係のこと)が違ったら、統一リーグ参加を希望する外国勢はもっと多いはずだ」と指摘している。


ブログランキングに参加しています
1日1回クリックをお願いします
にほんブログ村 海外生活ブログ ロシア情報へ

large

 2018年のFIFAワールドカップ・ロシア大会では、アディダス製の「クラサヴァ(Красава)」という公式球が使用される。これ、たぶんロシア語のкрасавец(男前)およびкрасавица(美人)という単語の俗語表現で、イケメンとかカワイコチャンといったニュアンスなのだと思う。

 こちらの記事によれば、この公式球を用いた初めての試合が、11月14日に開催された。チェチェンのグロズヌィでロシア代表とルーマニア代表が親善試合を行い、ロシアがアディショナルタイムのマゴメド・オズドエフの得点で1:0勝利したということである。なお、クラサヴァは、来年のコンフェデでも使われるし、早くも2017シーズンのJリーグで使用されることも決まっている。


ブログランキングに参加しています
1日1回クリックをお願いします
にほんブログ村 海外生活ブログ ロシア情報へ

redstar

 当ブログでは、本年4月のこちらのエントリーで、「プーチンが日本のKHL参戦可能性に言及」という話題をお届けしていた。プーチンが、ロシアを中心としたアイスホッケーのコンチネンタルホッケーリーグ(KHL)に、日本や中国といったアジア勢も加わることを提案したという話だった。

 それで、恥ずかしながら完全に見落としていたのだが、何とKHLの2016/17シーズンから、実際に中国が参戦していたのである。北京に崑崙レッドスターという新たなホッケークラブが創設され(崑崙とは中国古代の伝説上の山岳のこと)、同クラブが新シーズンから、KHLのイーストカンファレンス、チェルヌィシェフ・ディヴィジョンに参戦している。いやぁ、これはまったく見落としていた。しかも、驚いたことに現在のところイースタンカンファレンスの15チーム中、6位につけている。なお、試合は北京だけでなく、上海で開催することもあるようだ。

 崑崙レッドスターの設立経緯は、ウィキペディアの記事に記されている。これによれば、2016年春頃から話が進み、6月25日のプーチン大統領訪中時に、プーチン・習近平両首脳立ち合いのもと、崑崙レッドスターのKHL参戦協定が締結されたということである。両国のトップレベルの関与を得て、異例のスピードで実現となったようだ。残念ながら、このあたりのスピード感は、日本の政治家やスポーツ団体には望むべくもない。

 問題は、現時点での崑崙レッドスターの内実である。呆れたことに、北京のチームなのにウェブサイトはロシア語と英語だけで、中国語がない。また、メンバーを見ても、中国人は4人ほどしかおらず、あとは全部ロシア人を中心とした欧米人である。北京市民、中国国民が、崑崙レッドスターをどれだけ「おらがクラブ」と認めて応援しているのか、そのあたりが良く分からない。


ブログランキングに参加しています
1日1回クリックをお願いします
にほんブログ村 海外生活ブログ ロシア情報へ

manu

 こちらに、「イブラ、ELによる過密日程に不満」という記事が出ている。マンチェスター・ユナイテッドに所属するイブラヒモビッチが、木曜日にUEFAヨーロッパリーグの試合があることが、週末の国内リーグ戦のパフォーマンスに影響を及ぼしているとして、苦言を呈しているという話である。本来であれば、マンUほどの名門は、火曜または水曜に試合のあるUEFAチャンピオンズリーグを戦うわけだが、マンUは昨シーズンの国内リーグ戦の成績が振るわなかった結果として格の落ちるヨーロッパリーグに回っているわけで、今さらイブラが文句を言う筋合いではなかろう。

 それで、この記事で私が興味を惹かれたのは、今回マンUがゾリャー・ルハンシクとのアウェーマッチで遠いウクライナへの遠征を余儀なくされた、という部分だった。言うまでもなく、ルハンシクはドンバス紛争で武装勢力の占領下にあり、ホームタウンのルハンシク市での試合開催は不可能であり、どこで試合をやっているのだろうかと、ふと疑問に思ったのである。調べてみたところ、ゾリャーはUEFAヨーロッパリーグの試合は、オデッサ市で戦っていた。一方、思い出したが、国内リーグ戦の試合は、ザポリージャ市での開催である。ルハンシクからザポリージャまでは直線距離で319kmとまあまあ近いのに対し、オデッサとは687kmも離れており、だいぶホーム感は薄れる。恐らく、ザポリージャのスタジアムがUEFAマッチ開催標準を満たしていないため、遠隔のオデッサでの開催を余儀なくされているのだろう。ウクライナ側がこれだけ苦労しているのだから、文句言うな、イブラ。

 やはり、ヨーロッパリーグはこういう問題が色々絡んでくるので、私のような地域研究者にとっては捨てがたいところがある。せっかくなので、今般終了したヨーロッパリーグのグループステージで、ロシア・NIS諸国のクラブがどういう成績に終わったかを整理しておく(グループ2位までが決勝トーナメント進出、3位以下は敗退)。要するに、チャンピオンズリーグから回る分も含めると、今季のヨーロッパリーグの決勝トーナメントには、ロシアから3チーム(ゼニト、クラスノダル、ロストフ)、ウクライナから1チーム(シャフタール)が進出するということのようである。

ゾリャー・ルハンシク(ウクライナ)A組4位

FCアスタナ(カザフスタン):B組4位

ガバラSC(アゼルバイジャン):C組4位

ゼニト・サンクトペテルブルグ(ロシア):D組1位

シャフタール・ドネツィク(ウクライナ):H組1位

FCクラスノダル(ロシア):I組2位

カラバフFK(アゼルバイジャン):J組3位


ブログランキングに参加しています
1日1回クリックをお願いします
にほんブログ村 海外生活ブログ ロシア情報へ

1483004076

 例年、秋口になるとスカパー!の欧州サッカーセットに加入し、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)およびヨーロッパリーグ(EL)を観戦するようにしているけれど、今年は完全にスルーした。正直言えば、ヨーロッパサッカーにはあまり関心は向かず、ロシアおよびウクライナ地域研究の一環として、両国のクラブの戦いだけはチェックしておこう、というくらいのスタンスだったのだが、今年は特に仕事が忙しかったし、サッカーに関してはJリーグ(特にJ2)をフォローするのに精一杯で、とてもではないがヨーロッパのことなど構ってはいられないといったところだ。CLのグループステージが終わり、ロシアおよびウクライナ勢は見事にすべて脱落したようなので、簡単に話題だけ拾っておく。

 ロシアのチャンピオンとしてCLに臨んだCSKAモスクワは、今シーズンもグループステージで惨敗。こちらに見るように、ついにレオニード・スルツキー監督が解任される事態となった。しばらく前まで、CSKAとロシア代表で、スルツキー氏の奪い合いのような構図すら生じていただけに、あっけない幕切れとなった。

 CSKAにつき、私が個人的に注目していたのは、ゴールキーパーのアキンフェエフが、CLにおける「連続失点記録」という、不名誉な記録を続けていたことである。こちらのサイトに見るように、2006年11月1日にアーセナルとスコアレスドローを演じたのを最後に、CSKAのアキンフェエフはもう10年も、CLのすべての試合で失点していたわけである。そして、今シーズンのCLグループステージの6試合でもすべて失点したので、おそらくアキンフェエフのCL連続失点記録は40試合以上に伸びたということになるのだと思う。この記録、そもそもCLに出続けなければ達成できないものだし、そう簡単には破られない「金字塔」だろう。

 こちらに見るように、ロシア勢としてもう一つCLに参戦したFCロストフは、グループ3位となり、CLの決勝トーナメント進出は逃したものの、規定によりELの決勝トーナメントに回ることになった。CL初出場の新興勢力としては、こちらは上々の成果だろう。

 最後に、こちらに見るとおり、ウクライナ勢として唯一CLに参加したディナモ・キエフは、グループステージでビリとなり、今季のUEFAコンペティションから姿を消すことになった。最終節はホームでトルコのベシクタシュを6:0と蹴散らしたものの、試合後に両サポーター同士の乱闘に発展し、場外でもトルコ人を「蹴散らし」て、怪我人が多数出たようだ。


ブログランキングに参加しています
1日1回クリックをお願いします
にほんブログ村 海外生活ブログ ロシア情報へ

1475121823

 サッカーのロシア・プレミアリーグでは、モスクワを本拠としているビッグクラブが、次々と自前のサッカー専用スタジアムを手に入れつつある。そして、こちらこちらの記事などによれば、ついにCSKAの3万人収容新スタジアムがこけら落としを迎えるということである。個人的にも、2年くらい前だったか、工事現場を見物に行ったこともあったが、何はともあれ、めでたいことである。ただし、2018年のFIFAワールドカップでモスクワの会場となるのはルジニキ・スタジアムおよびスパルタクのアトクルィチエ・スタジアムであり、CSKA新スタは2年後の晴れ舞台とはならない(トレーニング施設としての利用は想定されているが)。

 正式なオープニングマッチは9月10日のプレミアの一戦、対テレク・グロズヌィ戦となる。ただし、9月4日にトルペド・モスクワとの親善試合が行われ、CSKAが3:0で勝利した。


ブログランキングに参加しています
1日1回クリックをお願いします
にほんブログ村 海外生活ブログ ロシア情報へ

wakiya

 休日なのでロシア研究とは関係ないよもやま話で勘弁いただくが、過日、巨人ファンと広島ファンの悪友2人と、東京ドームに巨人VS広島戦を観に行った。試合は両外国人による投手戦ながらも広島が押し気味だったが、あと一本が出ない。両チーム無得点のまま延長にもつれ込み、巨人の伏兵・脇谷がまさかのホームランを放って、サヨナラとなった。この勝利で広島のマジック点灯を阻止した巨人だったが、翌日は広島のリベンジにあい、あっさりとマジック点灯。以降はとんとん拍子でマジックを減らし、優勝はもう目前である。してみると、我々が目撃したのは、巨人の最後の一あがきだったのか。いずれにしても、自分と利害関係のないカードの野球観戦は、なかなか楽しかった。

 東京ドームで野球を観たのは、ざっと20年振りくらいか。コンサートでは何度か来たが、ここでの野球は久し振りだった。


ブログランキングに参加しています
1日1回クリックをお願いします
にほんブログ村 海外生活ブログ ロシア情報へ

detail_471ab55f0c375ec6e47eb4ea802ffd95

 これも旧聞ゴメンといったところだが、当方がバタバタしているうちに、先日サッカーのロシア代表監督が決定していたようだ。白羽の矢が立ったのは、ロシア人指揮官のスタニスラフ・チェルチェソフ氏で、8月11日にロシア・サッカー協会と同氏が契約に調印した。1963年生まれで現在52歳のチェルチェソフは、現役時代はGKで、スパルタク・モスクワやロシア代表で活躍した。契約は自国開催ワールドカップが終了する2018年8月1日まで。今回の監督人選は、ロシア人をというのが既定路線で、7月に4人の候補の名が明らかになっていたが、そのうち最も順当なチェルチェソフ氏が選ばれた形だ。こちらの記事によれば、本人は就任後の記者会見で、ラディカルな方策をとるつもりはない、どんな分野でも革命というものは良い結果をもたらさないものだと述べた。ギンタラス・スタウチェ(リトアニア人)、ミロスラフ・ロマシチェンコ、ウラジーミル・パニコといった専門家が代表チームにスタッフ入りし、監督を支える。このスタッフたちを引き連れて2015/16シーズンにポーランドのレギア・ワルシャワで指揮をとったチェルチェソフは、クラブをリーグ戦およびカップ戦の二冠に導いたということである。


ブログランキングに参加しています
1日1回クリックをお願いします
にほんブログ村 海外生活ブログ ロシア情報へ

4299765

 若干古く、7月末の記事だが、こちらに、2年後のFIFAワールドカップ・ロシア大会に向けたスタジアム建設の概要が整理されて出ているので、箇条書きにしておく。データは、収容人数:建設費:完成時期となっている。

  • サンクトペテルブルグ:6.8万人:392億ルーブル:2016年12月。
  • カリーニングラード:3.5万人(大会後は2.5万人):185億ルーブル:2017年12月。
  • サマラ:4.5万人:182億ルーブル:2017年12月
  • エカテリンブルグ:3.5万人(大会後は2.2万人):150億ルーブル:2017年。
  • ヴォルゴグラード:4.5万人:163億ルーブル:2017年11月。
  • ニジニノヴゴロド:4.5万人:170億ルーブル:2017年12月。
  • ロストフナドヌー:4.5万人(大会後は4.0万人):170億ルーブル:2017年12月。
  • サランスク:4.5万人(大会後は3.0万人):158億ルーブル:2017年12月。
  • ソチ:4.5万人(大会後は4.0万人):改装費38億ルーブル:2016年11月。
  • モスクワ・ルジニキ:8.1万人:197億ルーブル:2017年5月。
  • カザン:4.5万人:140億ルーブル:2013年6月。
  • モスクワ・アトクルィチエ:4.5万人:145億ルーブル:2014年9月。

ブログランキングに参加しています
1日1回クリックをお願いします
にほんブログ村 海外生活ブログ ロシア情報へ

legionery

 休暇中なので、簡単な記事だけ。サッカーのロシア・プレミアリーグは2016/17シーズンがすでに開幕したが、それに関連してこちらの記事が、ロシア・サッカーの外国人枠のあり方についての経緯・論争について伝えている。ロシア・プレミアリーグでは従来は、1チームで同時にピッチに立てる外国人選手は7人までで、少なくとも4人のロシア人プレーヤーがピッチ上にいなければならないというルールだった。それが、2015年7月14日のロシア・サッカー協会の理事会決定で(注:国家上層部の関与があったとされる)、同時にピッチに立てる外国人選手は6人までとなり、外国人枠が1つ減らされた格好になった。そして、その方式が2016/17新シーズンにも引き継がれている。

 ただし、ロシア代表が2016年のユーロでグループステージ最下位で敗退した一因が、外国人枠を設けている点にあるとする批判が出ている。上図は、外国人枠の厳格化を支持する議論(左側の青)と、それに反対する議論(右側の赤)を整理したものである。まず、厳格化の賛成論としては、

  • ロシア人の若手プレーヤーに出場機会を与えられる。
  • ロシア代表により多くの経験豊かな選手が集まる。
  • 育成年代の発展に繋がる。

 といった点が挙げられている。逆に反対論としては、以下のような点がある。

  • ロシア・サッカーの質を低下させる。
  • 選手たちの不相応な報酬高騰に繋がる。
  • ロシアのサッカーを長期的な危機に陥れる。

ブログランキングに参加しています
1日1回クリックをお願いします
にほんブログ村 海外生活ブログ ロシア情報へ

4309254

 大相撲や甲子園の女人禁制ではないが、ロシアというのもなかなかジェンダーの垣根が高い国であり、サッカーは男のもので、女性がその運営にかかわったりすることにはアレルギーが強いのではないかという印象を、個人的には受けている。その観点から注目していたのが、ロコモティヴ・モスクワのオリガ・スモロツカヤ社長(上の写真)だった。2010年7月に同氏が社長に就任すると、案の定、一部のロコ・サポから拒絶反応があったようである。

 それで、こちらの記事によれば、そのスモロツカヤ社長が今般退任することになり、後任には「リーガTV」の元社長であるイリヤ・ゲルクスが就任するということである。この記事は原因には触れていないが、やはり女性ゆえの難しさがあったのか、事情を知りたいところである。


ブログランキングに参加しています
1日1回クリックをお願いします
にほんブログ村 海外生活ブログ ロシア情報へ

kankyaku

 引き続き、北大のスポーツ研究会の発表用に作成した資料を小出しにする。これは、2015/16シーズンの各クラブのホームゲーム観客動員数。新スタジアム効果もあってか、スパルタク・モスクワがトップ。日本もロシアも、「赤い悪魔」が観客動員数で圧倒している形。


ブログランキングに参加しています
1日1回クリックをお願いします
にほんブログ村 海外生活ブログ ロシア情報へ

pre

 申し上げたように、北大に出張してスポーツ問題の研究会で発表することになったので、その準備作業で用意した図を、ブログでもちょっと紹介したい。

 こちらの記事に、サッカーのロシア・プレミアリーグ各クラブの2015/16シーズンの予算規模というデータが出ていたので、図にまとめてみた。前年度の2014/15シーズンの数字も出ており、ロシアの不景気やルーブル安で、大多数のクラブのドル表示予算額が縮小している。そうした中、最も悲惨だったのは、前年度の1億6,000万ドルから5,500万ドルへと、予算規模がほぼ3分の1になってしまったディナモ・モスクワである。2015/16シーズンはUEFAヨーロッパリーグへの出場権すら持っていた同軍だが、フィナンシャル・フェアプレーに抵触して出場資格を剥奪された上、ロシア・プレミアで下位に沈み、クラブの歴史上初めて下部リーグへの降格の憂き目に会った。首都のビッグクラブでも、マネジメントを誤ると、あっという間に凋落してしまうのが、怖いところだ。


ブログランキングに参加しています
1日1回クリックをお願いします
にほんブログ村 海外生活ブログ ロシア情報へ

logo

 8月8日(月)に北海道大学スラブ・ユーラシア研究センターで「スポーツ・ビジネスの国際比較」という研究会が開催され、そこで私が「ロシアにおける国家・ビジネス・サッカーの関係」と題する報告を行います。参加は自由となっております。ご案内はこちら。お近くの方で、ご関心があれば、ぜひどうぞ。


ブログランキングに参加しています
1日1回クリックをお願いします
にほんブログ村 海外生活ブログ ロシア情報へ

4303131

 サッカー・ロシア代表が先のユーロで惨敗し、その結果を受けてレオニード・スルツキー監督が辞任。後任の監督選びは、スタニスラフ・チェルチェソフ、クルバン・ベルディエフ、アレクサンドル・ボロデューク、セルゲイ・セマクの4人に絞られ、7月中に決定する予定、と伝えられていた。しかし、こちらのニュースなどによると、決定はずれ込み、現時点では「8月前半中に決まる見通し」ということだそうである。ヴィターリー・ムトコ・スポーツ相(ロシア・サッカー協会会長を兼務)が明らかにした。


ブログランキングに参加しています
1日1回クリックをお願いします
にほんブログ村 海外生活ブログ ロシア情報へ

13775818_1181732368514592_1991525423947811937_n

 宇都宮徹壱さんが先日立ち上げたウェブマガジンに、拙稿「難問山積のロシア・サッカーとドーピング問題の行方」を掲載していただきました。会員外でも途中まで読めますが、サッカーに関心をお持ちの向きはぜひ購読をご検討ください。


ブログランキングに参加しています
1日1回クリックをお願いします
にほんブログ村 海外生活ブログ ロシア情報へ

yjimage

 世界を騒がせている件のロシアのドーピング問題では、7月24日に国際オリンピック委員会が、ロシア・オリンピック委員会を資格停止処分とはせず、ロシアの選手が一定の条件の下に8月のリオデジャネイロ五輪に出場できることを決めた。各国際競技団体がその条件を満たしているかどうかを判断するとされている。ロシアの全面排除という最悪の事態は、とりあえず回避されたことになる。

 それにつけても、個人的に憂慮しているのは、この問題が国際社会とロシアの亀裂を広げてしまうことだ。というのも、ロシア国民は、プーチン政権による情報操作の影響下にあることもあり、「ドーピング問題は欧米による政治的なロシアバッシングの一環である」といった捉え方をしている向きが多いからである。そのあたりを探るため、レヴァダ・センターが2016年6月23~27日にロシア全国で実施したこちらの意識調査結果を参照しておくことにする。

 「ロシアのアスリートが禁止薬物を使用する頻度は、他の国のアスリートに比べてどうだと思うか?」と尋ねたところ、より多い:3%、同じくらい:65%、より少ない:19%、回答困難:13%という結果になった。

 WADA等がロシアのドーピング問題を追及していることについての評価を尋ねたところ、その非難には実際的な根拠がある:8%、その非難には一定の信憑性がある:14%、ドーピングの事例もあったかもしれないが、それほど広範にではない:35%、根拠のない非難であり、ロシアに対する敵対心によるものである:29%、回答困難:14%、だった。


ブログランキングに参加しています
1日1回クリックをお願いします
にほんブログ村 海外生活ブログ ロシア情報へ

xw_978314

 個人的にまったく知らなかったが、https://www.change.org という、市民の署名集め・請願の国際的なサイトがあり、日本やロシアでも活発に利用されている模様である。それで、こちらに見るように、先般のサッカー・ユーロでロシア代表が無残に敗退したことを受け、「現状のサッカー・ロシア代表を解体せよ」という署名集めが進んでいるようだ。請願の宛先はプーチン大統領、メドヴェージェフ首相、ムトコ・スポーツ相(サッカー協会会長兼務)。100万人の署名集めを目標としているようで、7月24日現在ですでに94万人以上が署名している。

 それで、要求事項の中には、ロシア国内リーグ戦において競争を促進するため、外国人枠を撤廃すること、クラブの予算に上限を設けることという項目が見られる。外国人枠と自国人プレーヤーの強化の兼ね合いは難しい問題だし、予算上限の設定というのと矛盾する要求のような気がしないでもない。これに対し、こちらの記事に見るように、ムトコ氏は、外国人の上限撤廃には後ろ向きな認識を示し、9月のサッカー協会総会でサッカー発展戦略を採択するので、具体的にはその中で方針を示したいとしている。ただ、ムトコ氏は、請願を寄せてくれるような人々は潜在的には代表チームの熱心なサポーターになりうるとして、その声を無下に扱うつもりはないとしている。


ブログランキングに参加しています
1日1回クリックをお願いします
にほんブログ村 海外生活ブログ ロシア情報へ

DSC_0325

 そんなわけで、J2お遍路でニンジニアスタジアムにやって来た。それにしても、究極のソフトターゲットだな、これは。特別な警備もしていないのに、当たり前のように平和と秩序が維持されてる、日本の特殊性とありがたさ。


ブログランキングに参加しています
1日1回クリックをお願いします
にほんブログ村 海外生活ブログ ロシア情報へ

uaeuro

 個人的には、ロシア・ウクライナの試合を観るためだけにWOWOWに加入してユーロ2016を迎えたわけだが、両国ともにグループステージで敗退することになった。すでに第2節で敗退が決まっていたウクライナは、第3節でもポーランドに0:1と破れ、これで3戦全敗。今大会で、勝ち点を1つも取れず、また得点も1つも奪えなかった国は、ウクライナだけである。前回大会から、かれこれ500分近くノーゴール継続中。別に「死の組」に入ったわけでもないのに、何と言う体たらくか。ちなみに、ポーランド戦もポゼションで上回りながら、またもやセットプレーで敵に先取点を与えるという、過去2試合と同じ過ちを繰り返した。愛国心も結構だが、経済にしてもサッカーにしても、誇るべき中身を作ってほしいものである。


ブログランキングに参加しています
1日1回クリックをお願いします
にほんブログ村 海外生活ブログ ロシア情報へ

group_b

 これはとんだ赤っ恥だ。ユーロ2016のグループリーグ、B組の最終節が行われ、ロシアはウェールズ相手に0:3の完敗。ユーロ初出場、人口数で50分の1くらいの国の代表チームを相手に、完膚なきまでに叩きのめされた。結果ロシアは0勝2敗1分でB組最下位となり、むろんグループステージ敗退である。初戦のイングランド戦で土壇場ゴールにより引き分けに持ち込んだところまではよかったが、スロバキア戦、ウェールズ戦と、いかにも勝てそうな相手に、良いところなく敗れた。ただし、良く見たら、現時点のFIFAランキングでは29位のロシアより24位のスロバキア、26位のウェールズの方が上だった。まあ確かに、アタッカーのクオリティはどう見てもスロバキアやウェールズの方が高かったしな。ロシア国内仕様のディフェンスラインでは、あの攻撃は止められないだろう。何だか、ロシアって、「ヨーロッパ・サッカーのでっかいガラパゴス」という感じがしてきた。

 敗退決定を受け、レオニード・スルツキー代表監督は退陣を示唆したそうだが、元々それは既定路線だったはずだ。というか、昨年夏にスルツキー氏は、完全に「1イニング限定の緊急リリーフ」みたいな形で代表監督を兼務した。ところが、その後ユーロ予選でロシア代表があまりにも見事に復活してしまったため、「ユーロ本大会も任せよう」ということになったわけである。それで、スルツキー・ロシアは、何か新しいことを取り入れるというよりも、ロシアの既存の持ち札をかき集めて、急場を凌いだという印象が強かった。その結果、代表選手の世代交代は遅れ、世界で戦うためのこれといった戦略・戦術も構築できなかった。まあ、ユーロ本大会に出場できずに、2018年の自国開催ワールドカップに突入するというのはあまりにも痛いから、予選をベテラン中心で乗り切ったところまでは理解できる。しかし、それが上手く行ったからと言って、その成功体験をユーロの本大会にそのまま当てはめるのには、無理があったのではないか。ベレズツキー兄弟にイグナシェヴィチのいわゆる百歳ディフェンスラインや、唯一のファンタジスタであるベテランのシロコフなどは、果たして2年後に代表の主力として機能できるのだろうか? 結果論だが、どうせ負けるなら、「2年後の主力」という発想で代表を編成した方が、有益だった気がする。「世界一凶暴なフーリガンがいる国」という悪評だけを残して、ロシアにとってのユーロ2016は終わりを告げた。


ブログランキングに参加しています
1日1回クリックをお願いします
にほんブログ村 海外生活ブログ ロシア情報へ

ua

 当方、相変わらずローテンションで、ユーロを観戦中。ていうか、1日1試合のペースも崩れ、もはやロシアとウクライナの試合だけ義務感で観ているような感じだ。ウクライナの2試合目、対北アイルランド戦も録画で翌日くらいに観る有様だ(一応、情報遮断はしておいた)。で、2試合を終えてグループ最下位に沈んだロシアに続き、ウクライナも2試合消化時点で2敗であり、最下位につけている。ウクライナは、ドイツ戦も、北アイルランド戦も、そこそこ良い入りをしながらセットプレーで失点し、攻撃の打開策を見出せないまま時間だけが過ぎ、試合終了間際にカウンターで2失点目を食らうという、同じような負け方をした。深刻なのは、今大会、まだ1点もとれていないことである。もっと言えば、自国開催の前回大会で、初戦の62分にシェフチェンコが得点して以来、もう400分近く無得点の状態が続いている。まあ、確かにその間に対戦した相手は、フランス、イングランド、ドイツと難敵が続いたが、根性だけが取り柄の(?)北アイルランドのゴールも割れなかったとは、ガッカリだ。元々センターフォワードは人材難だし、ヤルモレンコが目立つ場面もほとんどないなあ。結局、ロシアもウクライナも、出場枠が広がったお蔭で出場できただけなのだろうか。ちなみに、前回大会の2試合目(対フランス戦@ドネツィク)で、雷雨により試合がかなりの時間中断したウクライナ、今回大会の2試合目(対北アイルランド戦@リヨン)でも途中で豪雨がヒョウに変わり、3分ほど試合が中断した。滅多に試合が中断したりしないサッカーで、これはさすがに珍しいことだろう。

 PS:その後の情報によれば、ドイツとポーランドが引き分けた結果、ウクライナの4位敗退が決定したということだ。何てこった。


ブログランキングに参加しています
1日1回クリックをお願いします
にほんブログ村 海外生活ブログ ロシア情報へ

large

 当方、相変わらずローテンションのまま、1日1試合のペースで、ユーロを観戦する日々。全部、録画して朝、出勤前に観るというパターンである。で、今朝観た試合では、ロシアがスロバキアに1:2と苦杯を喫し、これで0勝1敗1分の勝ち点1となって、下表に見るとおりB組最下位に沈んだ。スロバキアの2得点は、キーパーとしては絶対防ぎようのないものであり(特に2点目は大会のベストゴール候補だろう)、原因はディフェンスラインの対応にあった。CSKAモスクワ組を主体としたロシアのディフェンスライン、統率はとれているのだが、どういうわけか肝心なところで守りに粘りがない。一方、攻撃面では、ゲームメーカーのロマン・シロコフが先発していないことや、ダブルボランチの顔触れが変わったことなどで、どうも迫力が足りず、良いところまで行きかけてもラストパスがずれたりして、冴えが感じられない。イングランド戦、スロバキア戦と、相手に先制され、後半シロコフを投入してようやくエンジンがかかって1点を返すと、同じような展開が続いている。有識者のアンドレイ・ヴォロニン氏に至っては、「シロコフとママエフを先発させないことは犯罪だ」と言い切っており、確かにロシア代表の中で唯一キラーパスの出せるシロコフをなぜベンチに置いておくのか、解せないところではある。私の見るところ、過去数年のロシア代表の試合で、シロコフがいる時間帯と、いない時間帯とでは、得点率が全然違うと思う。後のないウェールズ戦では、シロコフ先発で行くか?

b

ブログランキングに参加しています
1日1回クリックをお願いします
にほんブログ村 海外生活ブログ ロシア情報へ

1447054995

 既報のとおり、先日のロシアVSイングランド戦の最中と試合後に、ロシア人観客による危険物の使用やイングランド観客に対する暴行、器物の破損などが生じた。こちらの記事によると、先日の騒乱騒ぎを受け、ロシア代表のL.スルツキー監督とプレーヤーたちはサポたちにメッセージを出し、ロシアサッカー協会のサイトで発表したということである。以下のような内容である。

 我々はイングランド戦でサポーターが示してくれた熱烈な応援のお陰で、試合終了直前に同点ゴールを挙げ、貴重な勝ち点1を獲得できた。今後もスロバキア、ウェールズ相手に難しい試合が続き、引き続きサポーターの応援を期待している。それに関連し、観戦予定のすべてのロシアのサッカーファンに、是非とも呼びかけたい。正しい振る舞いをし、スタジアム内および公共の場でルールを破らないでほしい。国際的なサッカー組織(複)は、サポーターが今後いかなる法律違反も犯さないという保証を、きわめて重視している。

 という内容の、メッセージである。日本ならば、「暴力沙汰を起こすような人々は決してサポーターなどではない」と、もっと厳しいアピールになりそうな気がするが、ロシアではだいぶ甘いといわざるをえない。


ブログランキングに参加しています
1日1回クリックをお願いします
にほんブログ村 海外生活ブログ ロシア情報へ

 そんなわけで、始まりました、サッカーのユーロ2016フランス大会。一応、私もWOWOWに加入し、毎朝1試合観る生活である。しかし、正直言えば、個人的には高揚感のようなものはまったくない。ロシアとウクライナが出ているので、地域研究の一環として、義務感で観ているような感じだ。自分のことで精一杯で(自分の応援しているJクラブの境遇も含まれる)、遠いヨーロッパでやっている祭典などはまったくの他人事である。時々、ブログで素人マッチレビューなんかをやったりするが、今大会は無しだな。

 ただ、この問題には触れないわけにはいくまい。ロシアVSイングランド戦で起きた、騒乱事件。テキストにまとめる余力はないので、備忘録として、ロシアのニュース動画だけ貼っておく。ロシア語で恐縮。

 なお、ロシアとイングランドの試合を観ていて気が付いたのだが、先日書いた記事が間違っていたので、お詫びして訂正したい。イーゴリ・デニソフが怪我でユーロに出場できなくなり、「デニソフは主力の攻撃的MFであり、日本で言えば清武くらいの存在」なんて書いちゃったが、私の念頭にあったのはオレグ・シャトフのことで、シャトフはちゃんと試合に出てました。デニソフは守備的なMFで、日本で言えば山口蛍が欠場するような感じかな。大変失礼しました。


ブログランキングに参加しています
1日1回クリックをお願いします
にほんブログ村 海外生活ブログ ロシア情報へ

large

 サッカーのユーロがもうすぐ始まる。なんか、あまり観たいという意欲が湧かないけど、一応WOWOWに加入して、TV観戦態勢を整えた。

 そうした中、こちらおよびこちらのニュースによれば、6月5日のロシア代表とセルビア代表のトレーニングマッチ(試合自体は1:1ドロー、ロシア代表ではアルチョーム・ジュバが得点)で、イーゴリ・デニソフが怪我をしたということで、どうやらユーロ本大会出場は無理ということらしい。デニソフは主力の攻撃的MFであり、日本で言えば清武くらいの存在で、こりゃ結構痛い。で、代わりにゼニト・サンクトペテルブルグのアルトゥール・ユスポフ(上の写真)が招集される方向だという。代表でのプレー経験は2試合くらいしかないらしいが。


ブログランキングに参加しています
1日1回クリックをお願いします
にほんブログ村 海外生活ブログ ロシア情報へ

daihyou

 近く開催されるサッカーのユーロ2016に向け、こちらのページに見るように、ロシア代表戦士23名が発表されたので、上表のように整理してみた。まあ、あまり新味はないが、従来にも増して、CSKA勢が守りゼニト勢が攻めるといった構図のチームになりそうである(マリノス勢が守りヴェルディ勢が攻めるオフト・ジャパンみたいな? 古いか)。なお、GKのギリェルメはブラジルからの、DFのノイシュテッターはドイツからの(生まれはウクライナ)帰化選手ということになるらしい。

 ところで、2015/16シーズンのロシア・プレミアリーグで2位と大躍進を果たしたFCロストフの選手が1人も選ばれていないが、こちらの記事によれば代表監督のレオニード・スルツキーは、来たるUEFAチャンピオンズリーグにおけるロストフのプレーヤーたちの活躍が目に留まれば召集することにしたいと発言したそうである。


ブログランキングに参加しています
1日1回クリックをお願いします
にほんブログ村 海外生活ブログ ロシア情報へ

↑このページのトップヘ