服部倫卓のロシア・ウクライナ・ベラルーシ探訪(ブログ版)

ロシア・ウクライナ・ベラルーシを中心とした旧ソ連諸国の経済・政治情報をお届け。

カテゴリ: 紋章

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 馬の紋章シリーズを続けているが、馬と言えば、重要なものを忘れていた。トルクメニスタンの国章である。ウィキペディアからの受け売りだが、青い円の中に描かれているのは、アハルテケ(アカール=テケ、Akhal-Teke)と呼ばれるトルクメン人の誇りである優れた馬の品種ということである。


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 馬の紋章シリーズで、今週はケメロヴォ州の炭鉱都市、プロコピエフスク市。しかし、こうやって見ると、馬の紋章を制定しているところは、シベリアばかりだ。先週は北カザフスタン州だったが、同州だってシベリアの延長上みたいなものだし。

 なお、本日は編集を担当している月報の締切日なので、ブログは以上でお終い。また明日。


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 馬の紋章シリーズで、今週は北カザフスタン州(州都はペトロパヴロフスク市)。紋章コーナーにカザフスタンが登場するのは珍しい。まあ、この馬には羽が生えているので、厳密には馬ではなくペガサスと言った方がいいのかもしれないが。ともあれ、この馬またはペガサスは、農耕民と遊牧民の一体性を象徴し、未来志向や文化を表しているということだ。


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 馬の紋章シリーズで、今週はシベリアの少数民族地域、トゥヴァ共和国の紋章。正直言って、トゥヴァの紋章がこういうデザインだというのは、個人的にまったく認識になかった。トゥヴァ人が伝統的に騎馬民族であり、今日でも家畜の放牧を主たる生業にしていることを表しているのだろう。


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 馬の紋章シリーズ。先週は西シベリアのアルタイ地方の中心都市であるバルナウルの市章を紹介したが、今週は同じアルタイ地方のビースク市で、やはりその市章にも馬が登場する。ロシアの紋章で馬と言えばトムスクであり(先々週紹介した)、ビースクの紋章に馬が描かれているのは、当地がかつてトムスク県に所属したからである。ビースクの市章の下部に描かれているのは、鉱山の坑道であり、資源の豊かさを象徴するということである。


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Gerbbarnaul

 馬の紋章シリーズで、これも西シベリアの主要都市の一つ、アルタイ地方のバルナウル市の市章。個人的に、バルナウルの市章なんてのは今まで意識したことがなかったが、こんなデザインになっているのか。下部に描かれているのは高炉だそうで、その上を白馬が跳ねている。馬は、当地の鉱山や農業を牽引する力を象徴しているらしい。


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Tomsk_city_coat_of_arms

 週替わり紋章では、動物のシリーズを続けているが、クジラ編が終わり、今回から馬編をお届けしたいと思う。動物シリーズは、調べてみると、意外とネタがなかったりするのだが、馬はある程度の数はありそうだ。ちなみに紋章において馬は、勇気、慧眼、力、速さ、俊敏性を象徴するとのことである。

 第1回は、シベリアの主要都市の一つであるトムスクを取り上げることにしよう。ロシアの馬紋章の代表格だ。ちなみに、当然のことながら、当地を本拠地とするサッカークラブのトミ・トムスクも、そのエンブレムには馬が描かれている。

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 しつこく続けてきたクジラの紋章シリーズも、これが最終回。最後は米東海岸、ノースカロライナ州カータレット郡というところの紋章をお届けする。描かれているのは、タイセイヨウセミクジラという種類らしく、同郡では今日その保護に力を入れているということである。というわけで、クジラのシリーズはこれにて終了。


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Sayward

 しつこく続く、クジラの紋章シリーズ。今回は、カナダの西海岸、バンクーバー島にあるセイウォード村というところの紋章。動物てんこ盛りのデザインだが、これはまあクジラの中でも、どう見てもシャチですな。


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 ロシア圏からは離れてしまったが、まだ続く、クジラの紋章シリーズ。今回はオランダのザーンスタットという街。ご覧のとおり、紋章の盾を、左右2匹のクジラが支える形となっている。この街は、かつて捕鯨ビジネスで一時代を築いたということであり、それゆえにこのデザインとなっているわけである。かつての捕鯨の街の割には、今日では内陸に位置しているが、たぶん埋立てで国土が拡張された関係だろう。


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 クジラの紋章シリーズをお届けしているが、ロシア圏のクジラ紋章は、先週までの4ネタで尽きてしまった。そこで、ロシア以外のものも少し。これは、ノルウェーのモルデという街の市章である。ありがたいことに、ウィキペディアに日本語の説明があったので、以下引用させていただく。

 (この紋章は)1742年から使用されている。ニシンの入ったたるを追うクジラを表し、市の最初の産業である水産品と木材の輸出を象徴化している。モルデは捕鯨の町ではない。古来からクジラは精霊で、魚の群れを一年の何度かに追ってやってくる姿から吉兆のしるしだと信じられていた。


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 クジラの紋章シリーズ。今回はロシア北極圏、バレンツ海に面したムルマンスク州コラ市の市章。コラ半島、コラ原発などで知られる地名だ。その市章が上掲のようなものであり、どう見ても人面魚にしか見えないが、これがクジラということである。


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 クジラの紋章シリーズ。今回は、ロシア極東のチュクチ自治管区に位置し、ベーリング海に面したプロヴィデニヤ町の紋章(正確に言うと同町を中心としたプロヴィデニヤ地区の紋章)。先住民の伝統的な漁にちなむということであり、姿からしてホッキョククジラか。


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 クジラのシリーズが始まり、先週はカムチャッカ地方のウスチカムチャツク市の市章を取り上げたが、今週は同市を中心とするウスチカムチャツク地区。先週の魚っぽい市章よりも、今回の地区の紋章の方が、よりクジラらしく描かれている。


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 特に意味はないが、クジラを描いた紋章をシリーズでお届けしたい。第1回は、カムチャッカ地方にあるウスチカムチャツク市の市章。下に描かれているのが、鱗があって魚っぽいが、クジラということである。街の周辺でクジラが多数出没することにちなむ。上の獣は、イルクーツクの歴史的紋章を取り入れたもので、(シベリアの)虎ということである。


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 ワールドカップでのフランスの優勝に敬意を表したニワトリ・シリーズ。先週申し上げたとおり、ロシアではニワトリの紋章が1個しか見付からなかった。しかし、1回だけで終わってしまうのは忍びないので、お隣のベラルーシからも1つ紹介したい。これはベラルーシ共和国ブレスト州ボストィニ村というところの紋章である。人口が千人ちょっとしかいない村であり、正直私も知らなかった。真っ赤な雄鶏は、勇気と熱意を象徴しているということである。


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 先週申し上げたとおり、フランスのワールドカップ優勝に敬意を表し、同国およびそのサッカー協会のシンボルであるニワトリの紋章シリーズをお届けしようかと思ったのだけど、調べてみたら、ロシアにはニワトリのデザインの市章の類はほぼ皆無であることが判明した。唯一、見付かったのがこれ。イルクーツク州ソスノフカ村というところの紋章であり、地名の語源である松(ソスナ)とともに、ニワトリが描かれている。なんでも、この村に養鶏場があるということらしく、そこで2014年にこのデザインの紋章を制定したらしい。


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 先週まで当コーナーはワールドカップのマスコットにちなんでオオカミのシリーズをお届けしていたが、今週からはニワトリのシリーズを試みる。というのも、優勝したフランスの国鳥がニワトリ(正確には雄鶏)であり、フランスサッカー連盟のエンブレムも上掲のようにニワトリをデザインしたものになっているからである。というわけで、いつもは都市や地域の紋章を取り上げる当コーナーだが、ニワトリシリーズの第1回はフランスの優勝に敬意を表して協会のエンブレムを掲載した次第。フランスの協会はFFFになるんですね。さて、ニワトリシリーズ、何回続くか?


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 FIFAワールドカップ・ロシア大会のマスコットが、オオカミをモチーフにしたものであることにちなみ、本コーナーでもオオカミの紋章を取り上げてきたが、今回が最終回。最後は、ドイツのヴォルフスブルクを取り上げる。何でも、この都市名はドイツ語で「オオカミの城」を意味しており、ゆえに市章も城の上に立つオオカミを描いたデザインなのだという。最後はW杯開催国のロシアから離れてしまったが、今大会で最大のセンセーションはドイツのグループステージ敗退だったし、かつてVfLヴォルフスブルクに長谷部誠も在籍したということで、何となく辻褄は合っているのではないか。

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 FIFAワールドカップ・ロシア大会のマスコットが、オオカミをモチーフにしたものであることにちなみ、本コーナーでもオオカミの紋章を取り上げてきたが、すでに申し上げたとおり、ロシアではオオカミをモチーフとした紋章はごく少ないことが判明した。そこで、先週はベラルーシのヴォルコヴイスクを取り上げたが、今回もベラルーシの街ムスチスラヴリ(ベラルーシ語読みではムスツィスラウ)にご登場願う。上掲のとおり、アカオオカミを描いた紋章である。なお、このムスチスラヴチの紋章は、とても珍しいパターンであり、それについては『ベラルーシを知るための50章』の中で触れたので、よかったらご参照いただきたい。

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 ロシアの紋章でオオカミを描いたものは皆無に近いということを申し上げたが、ちょっと補足がある。ロシアの中央黒土地帯にあるタンボフという古都で、オオカミがシンボルになっているのである。私は本年2月にタンボフを仕事で訪れて、そのことを実感した。タンボフの紋章は下に見るようにミツバチを描いたものなのだが、どういうわけか街の至る所で目にするのはミツバチのデザインではなく、オオカミばかりである。たとえば、上の写真は鉄道駅の土産物売り場で、ちょっと見にくいかもしれないが、オオカミ・グッズづくしである。

 調べたところ、«Тамбовский волк тебе товарищ»、あるいは単に «Тамбовский волк» というロシア語表現があるそうだ。何でも、かつてそういう映画まで作られたらしい。私の乏しいロシア語力では正確なところは良く分からないが、昔タンボフの住民がモスクワに出稼ぎに出て、どんな仕事も安く引き受けてしまうため、賃金相場が下がり、地元モスクワ住民の不興を買ってしまったという故事があるらしく(諸説ある中の1つ)、「余計なことをする厄介者」といったニュアンスで使われるらしい。ただ、そういうネガティブな意味合いがありながらも、現代のタンボフ住民は、「タンボフのオオカミ」というものに郷土愛を感じる面もあるようだ。

 いずれにしても、ロシア人にとっては「タンボフ=オオカミ」という図式は根強いものの、否定的な意味合いだし、ミツバチのデザインは当地にとって伝統的な由緒正しいものなので、タンボフの市章がオオカミに変わるようなことはないのだろう。

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 「週替わり紋章」はいつもは月曜日にお届けしているのだけれど、今回は都合により日曜日に。前回申し上げたとおり、ワールドカップ・ロシア大会の「ザビヴァカ」というマスコットがオオカミをモチーフとしていることにちなみ、週替わり紋章でもW杯記念でオオカミのシリーズをやろうかと思ったのだけれど、驚いたことにロシアの紋章でオオカミを描いたものは、私の調べた限り、ごくマイナーなもの1つがあるだけだった。しかし、対象を他の旧ソ連諸国にまで広げれば、オオカミ紋章はまだある。典型が今回のベラルーシ・グロドノ州ヴォルコヴイスク(ベラルーシ語読みではヴァウカヴイスク)であり、何しろ地名の語源がオオカミ(ヴォルク)なので、当然紋章のデザインもオオカミになるわけである。

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 ご存知のとおり、ワールドカップ・ロシア大会の「ザビヴァカ」というマスコットは、オオカミをモチーフとしている。そこで、週替わり紋章でもW杯記念でオオカミのシリーズをやろうかと思ったのだけれど、驚いたことに、ロシアの紋章でオオカミを描いたものはきわめて少ないことが判明した。私が確認した限りでは、今回紹介するもの、1つしかないようである。それは、チュヴァシ共和国ラシチタヤバ村というところの紋章であり、上掲のようなデザインである。農村らしく、白狼の尻尾が穀物の束になっているという、もう肉食なのか草食なのか良く分からないデザインである。

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 ビーバーの紋章シリーズを続けてきたが、今回が最終回。最後は、ロシアからちょっと離れて(といってもすぐそばだが)、フィンランド東部のエノという街の紋章を紹介したい。まさかり担いだ、ずいぶん強そうなビーバーである。


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Tuzhinskiy_rayon

 ビーバーの紋章シリーズ。ロシアのキーロフ州にトゥジャ町という集落があるそうで、その紋章がこれである(正確に言うと、トゥジャ町を中心としたトゥジャ地区の紋章ということになる)。働き者のビーバーが鍬を持って土地を耕しているというようなことを表現した図柄らしい。


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Sovetsky

 ビーバーの紋章シリーズ。チュメニ州ハンティ・マンシ自治管区のソヴィエツキー市の市章が、上掲のようなものになる。一見すると、黒いリスかな?と思ってしまうが、ビーバーが正解。ハンティ・マンシと言えば石油産地であり、上の方に見える黒いしずくは多分石油を表しているのではないかと思うのだが、このソヴィエツキー自体では石油は採れず、むしろ木材産業が主産業となっているようで、それゆえの針葉樹のシルエットなのだろう。


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 ビーバーの紋章シリーズ。まったく無名だが、東シベリアのクラスノヤルスク地方に、ラズルヌィ村というところがあるそうで、そこの紋章が上掲のようにビーバーを中心としたデザインになっている。ビーバーの保護区が当地にあるようだ。紋章で鍵は、だいたいその土地の豊かさへの扉を開いてくれる、といった意味合いがある。


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 ビーバーのシリーズをお届けしている。今週は、モロにビーバーがフィーチャーされた、ノヴォシビルスク州イスキチム市の市章。何でも、この街は建材、セメント産業の集積地らしく、ビーバーは建材産業を象徴しているということである。そう言えば、何やら前足でスコップのようなものをもっており、そのスコップで材料の鉱物を採掘しているという見立てなのだろうか。


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Wapen_Tjoemen

 動物シリーズ、イノシシは先週1回だけであっさり終わってしまった。今週からは、ビーバーのシリーズである。調べてみたところ、イノシシと違って、ビーバーの紋章はロシアで結構あることが分かった。ちなみに、紋章においてビーバーは、勤労、自然の豊かさなどを象徴するようだ。

 第1回の今回は、ウラル/シベリアの重要都市のチュメニ。正直言うと、チュメニがこういうデザインの市章で、それにビーバーが使われているとは、まったく認識になかった。盾を左からビーバーが、右からキツネが支えるデザインになっている。もっとも、これは大紋章と呼ばれる一番盛ったバージョンであり、普段は両サイドの動物抜きで盾の部分だけの簡略バージョンが用いられることが多い。


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 この「週替わり紋章」のシリーズを始める時に、今後は紋章に描かれたシンボル(動物など)を軸にお伝えしていくなどということを申し上げたが、その後、必ずしもそうなっていないような。まあ、ユルいコーナーなので、適当に続けることにする。

 さて、ロシアにとってイノシシはかなり身近な動物だが、ロシアの紋章でイノシシが描かれているのは、上掲のものくらいしかないようだ。クルスク州ルィリスク市というところの市章。人口2万足らずの小都市なので、個人的にもほとんど認識にない街だった。一般にイノシシは勇敢さ、明るさ、もてなしを象徴するということだが、そんなにイメージが良くないのか、ロシアの紋章に用いられているケースはこのルィリスク市くらいしかないらしいので、イノシシ・シリーズは1回でお終い。


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