服部倫卓のロシア・ウクライナ・ベラルーシ探訪(ブログ版)

私のホームページ「ロシア・ウクライナ・ベラルーシ探訪」(http://www.hattorimichitaka.com)のブログ版です。

カテゴリ: 紋章

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 FIFAワールドカップ・ロシア大会のマスコットが、オオカミをモチーフにしたものであることにちなみ、本コーナーでもオオカミの紋章を取り上げてきたが、今回が最終回。最後は、ドイツのヴォルフスブルクを取り上げる。何でも、この都市名はドイツ語で「オオカミの城」を意味しており、ゆえに市章も城の上に立つオオカミを描いたデザインなのだという。最後はW杯開催国のロシアから離れてしまったが、今大会で最大のセンセーションはドイツのグループステージ敗退だったし、かつてVfLヴォルフスブルクに長谷部誠も在籍したということで、何となく辻褄は合っているのではないか。

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Coat_of_Arms_of_Mscisłaŭ,_Belarus

 FIFAワールドカップ・ロシア大会のマスコットが、オオカミをモチーフにしたものであることにちなみ、本コーナーでもオオカミの紋章を取り上げてきたが、すでに申し上げたとおり、ロシアではオオカミをモチーフとした紋章はごく少ないことが判明した。そこで、先週はベラルーシのヴォルコヴイスクを取り上げたが、今回もベラルーシの街ムスチスラヴリ(ベラルーシ語読みではムスツィスラウ)にご登場願う。上掲のとおり、アカオオカミを描いた紋章である。なお、このムスチスラヴチの紋章は、とても珍しいパターンであり、それについては『ベラルーシを知るための50章』の中で触れたので、よかったらご参照いただきたい。

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 ロシアの紋章でオオカミを描いたものは皆無に近いということを申し上げたが、ちょっと補足がある。ロシアの中央黒土地帯にあるタンボフという古都で、オオカミがシンボルになっているのである。私は本年2月にタンボフを仕事で訪れて、そのことを実感した。タンボフの紋章は下に見るようにミツバチを描いたものなのだが、どういうわけか街の至る所で目にするのはミツバチのデザインではなく、オオカミばかりである。たとえば、上の写真は鉄道駅の土産物売り場で、ちょっと見にくいかもしれないが、オオカミ・グッズづくしである。

 調べたところ、«Тамбовский волк тебе товарищ»、あるいは単に «Тамбовский волк» というロシア語表現があるそうだ。何でも、かつてそういう映画まで作られたらしい。私の乏しいロシア語力では正確なところは良く分からないが、昔タンボフの住民がモスクワに出稼ぎに出て、どんな仕事も安く引き受けてしまうため、賃金相場が下がり、地元モスクワ住民の不興を買ってしまったという故事があるらしく(諸説ある中の1つ)、「余計なことをする厄介者」といったニュアンスで使われるらしい。ただ、そういうネガティブな意味合いがありながらも、現代のタンボフ住民は、「タンボフのオオカミ」というものに郷土愛を感じる面もあるようだ。

 いずれにしても、ロシア人にとっては「タンボフ=オオカミ」という図式は根強いものの、否定的な意味合いだし、ミツバチのデザインは当地にとって伝統的な由緒正しいものなので、タンボフの市章がオオカミに変わるようなことはないのだろう。

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Vaŭkavysk,_Belarus.svg

 「週替わり紋章」はいつもは月曜日にお届けしているのだけれど、今回は都合により日曜日に。前回申し上げたとおり、ワールドカップ・ロシア大会の「ザビヴァカ」というマスコットがオオカミをモチーフとしていることにちなみ、週替わり紋章でもW杯記念でオオカミのシリーズをやろうかと思ったのだけれど、驚いたことにロシアの紋章でオオカミを描いたものは、私の調べた限り、ごくマイナーなもの1つがあるだけだった。しかし、対象を他の旧ソ連諸国にまで広げれば、オオカミ紋章はまだある。典型が今回のベラルーシ・グロドノ州ヴォルコヴイスク(ベラルーシ語読みではヴァウカヴイスク)であり、何しろ地名の語源がオオカミ(ヴォルク)なので、当然紋章のデザインもオオカミになるわけである。

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lashch

 ご存知のとおり、ワールドカップ・ロシア大会の「ザビヴァカ」というマスコットは、オオカミをモチーフとしている。そこで、週替わり紋章でもW杯記念でオオカミのシリーズをやろうかと思ったのだけれど、驚いたことに、ロシアの紋章でオオカミを描いたものはきわめて少ないことが判明した。私が確認した限りでは、今回紹介するもの、1つしかないようである。それは、チュヴァシ共和国ラシチタヤバ村というところの紋章であり、上掲のようなデザインである。農村らしく、白狼の尻尾が穀物の束になっているという、もう肉食なのか草食なのか良く分からないデザインである。

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 ビーバーの紋章シリーズを続けてきたが、今回が最終回。最後は、ロシアからちょっと離れて(といってもすぐそばだが)、フィンランド東部のエノという街の紋章を紹介したい。まさかり担いだ、ずいぶん強そうなビーバーである。


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Tuzhinskiy_rayon

 ビーバーの紋章シリーズ。ロシアのキーロフ州にトゥジャ町という集落があるそうで、その紋章がこれである(正確に言うと、トゥジャ町を中心としたトゥジャ地区の紋章ということになる)。働き者のビーバーが鍬を持って土地を耕しているというようなことを表現した図柄らしい。


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Sovetsky

 ビーバーの紋章シリーズ。チュメニ州ハンティ・マンシ自治管区のソヴィエツキー市の市章が、上掲のようなものになる。一見すると、黒いリスかな?と思ってしまうが、ビーバーが正解。ハンティ・マンシと言えば石油産地であり、上の方に見える黒いしずくは多分石油を表しているのではないかと思うのだが、このソヴィエツキー自体では石油は採れず、むしろ木材産業が主産業となっているようで、それゆえの針葉樹のシルエットなのだろう。


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laz

 ビーバーの紋章シリーズ。まったく無名だが、東シベリアのクラスノヤルスク地方に、ラズルヌィ村というところがあるそうで、そこの紋章が上掲のようにビーバーを中心としたデザインになっている。ビーバーの保護区が当地にあるようだ。紋章で鍵は、だいたいその土地の豊かさへの扉を開いてくれる、といった意味合いがある。


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Coat_of_arms_of_Iskitim

 ビーバーのシリーズをお届けしている。今週は、モロにビーバーがフィーチャーされた、ノヴォシビルスク州イスキチム市の市章。何でも、この街は建材、セメント産業の集積地らしく、ビーバーは建材産業を象徴しているということである。そう言えば、何やら前足でスコップのようなものをもっており、そのスコップで材料の鉱物を採掘しているという見立てなのだろうか。


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Wapen_Tjoemen

 動物シリーズ、イノシシは先週1回だけであっさり終わってしまった。今週からは、ビーバーのシリーズである。調べてみたところ、イノシシと違って、ビーバーの紋章はロシアで結構あることが分かった。ちなみに、紋章においてビーバーは、勤労、自然の豊かさなどを象徴するようだ。

 第1回の今回は、ウラル/シベリアの重要都市のチュメニ。正直言うと、チュメニがこういうデザインの市章で、それにビーバーが使われているとは、まったく認識になかった。盾を左からビーバーが、右からキツネが支えるデザインになっている。もっとも、これは大紋章と呼ばれる一番盛ったバージョンであり、普段は両サイドの動物抜きで盾の部分だけの簡略バージョンが用いられることが多い。


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Coat_of_Arms_of_Rylsk_rayon_(Kursk_oblast)

 この「週替わり紋章」のシリーズを始める時に、今後は紋章に描かれたシンボル(動物など)を軸にお伝えしていくなどということを申し上げたが、その後、必ずしもそうなっていないような。まあ、ユルいコーナーなので、適当に続けることにする。

 さて、ロシアにとってイノシシはかなり身近な動物だが、ロシアの紋章でイノシシが描かれているのは、上掲のものくらいしかないようだ。クルスク州ルィリスク市というところの市章。人口2万足らずの小都市なので、個人的にもほとんど認識にない街だった。一般にイノシシは勇敢さ、明るさ、もてなしを象徴するということだが、そんなにイメージが良くないのか、ロシアの紋章に用いられているケースはこのルィリスク市くらいしかないらしいので、イノシシ・シリーズは1回でお終い。


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Mariupol_gerb

 ウクライナの改名都市シリーズは先週で終わったはずだったけど、1コ追加させていただく。

 というのも、先日、ちょっと鉄鋼業の古い資料を眺めていて、ソ連の「ジダーノフ製鉄所」というのが出てきて、「え? そんな製鉄所あったっけ?」と戸惑ったのである。ジダーノフはソ連初期の有名な政治家の名前だが、どこかの製鉄所にその名前が冠されていたのだろうか?

 調べてみたところ、ウクライナ・ドネツィク州の現マリウポリ市が、1948年から1989年までジダーノフ市と呼ばれていたことを知った。ひょっとしたら有名な話なのかもしれないが、個人的には初耳だった。それで、ジダーノフ製鉄所というのは、現在のイリチ記念マリウポリ冶金コンビナートのことだと判明した。重要な事実を知らなかった反省として、マリウポリの市章を掲載する次第である。港町なので、波と碇のマークのデザインになっている。ちなみに上半分の灰色が鉄鋼業を表しているらしい。


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Coat_of_arms_of_Dnipro

 ウクライナで最近改名された都市の紋章シリーズをお届けしてきたが、これが最終回かな。最後に、一番メジャーな街のドニプロ市を取り上げる。2016年まではドニプロペトロウシク(ロシア語読みではドニエプロペトロフスク)と呼ばれ、これはドニプロという川の名前とペトロフスキーという社会主義革命家の名前を合成したものだったが、後者を忌避して単にドニプロ市に変わった次第である。ただ、当地のサッカークラブは元々FCドニプロだったし、一連の改名の中では最も無理がないものと言えるかもしれない。ただし、ドニプロ市を州都とする州の名前は、ドニプロペトロウシク州で変わっていない。


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Stahanov_coa

 ルハンシク州のカジイウカ(ロシア語読みではルガンスク州カジエフカ)は、人口9万あまりにすぎないが、2016年までスタハーノフと呼ばれていた炭鉱の街であり、以前「日めくり紋章」で取り上げたこともある。現在はルハンシク人民共和国の占領下にあり、ウクライナ政府が実効支配しているわけではないが、社会主事時代の労働英雄スタハーノフにちなんだ地名を忌避して改名したものだ。


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Chornomorsk_gerb

 別にやるつもりはなかったのだけど、なし崩し的に、ウクライナ改名都市シリーズになだれ込んでしまった。今回は、オデッサ州チョルノモルシク(ロシア語読み:チェルノモルスク)。2016年まではイリチウシク(ロシア語読み:イリイチョフスク)と呼ばれていたところなのだが、これはレーニンのミドルネームである「イリイッチ」にちなんだ都市名だったので、黒海の街を意味する現名称に変更されたというわけである。紋章に見るとおり、港町であり、オデッサ州3大港の一つがここにある。

 なお、こちらのサイトに出ていた改名都市一覧マップを以下のとおり転載させていただく。

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Coat_of_Arms_of_Kamianske

 先週に続いて、ウクライナで地名が変更になったところを取り上げる。ウクライナではここ2~3年で、ソ連体制と関係があるような地名が廃止され、新しい地名がつけられるケースが多数に上っている。そういうのをちゃんとシリーズ化して紹介しようかと思ったこともあったが、余力がないので、やめておく。ただ、先週・今週取り上げるやつは重要度が高いので、これくらいは見ておこうかという趣旨である。ドニプロペトロウシク州にある結構大きな市であり、かつてはドニプロジェルジンシク(ロシア語読み:ドニエプロジェルジンスク)と呼ばれていたものが、2016年からはカミャンシケ(ロシア語読み:カメンスコエ)に変更になった。ただし、ここも、上に見るような市章は変わっていない。


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Coat_of_Arms_of_Kropyvnytskyi

 最近、途絶えがちだったけど、久し振りの週替わり紋章。

 ウクライナ中部にあるキロヴォフラード市が、2016年に、クロピウニツィキー市に改名されたというので、その市章を取り上げることにした。ウクライナの反共産主義・反ロシアキャンペーンの一環による改名で、ロシア革命の活動家の1人であるキーロフの名を忌避したものだろう。ただし、州の名前はキロヴォフラード州のままのようである。新しい名前のクロピウニツィキー市は、ウクライナ演劇の創始者であるマルコ・クロピウニツィキー氏にちなんだものということである。なお、市章のデザインに変更はなく、左右に描かれている鳥はコウノトリらしい。


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 そう言えば月曜日なので、週替わり紋章の、ちょっと番外編を。

 今回、ヴォロネジを振り出しに中央黒土地帯を周る現地調査を実施しており、リペツクを経てタンボフまで来たところである。それで実感したのが、リペツクとタンボフの位置付けが真逆のようだなということである。タンボフはまだ昨日街の中を軽く散策した程度だが、それでもリペツクとの違いを実感した。リペツクは、20世紀に工業都市として発展し、今日も経済特区を抱え成長に余念がないが、元々街の「格」自体は低く、ゆえに今日街の中を歩いてもまったく面白味はない。それに対し、タンボフは今日でこそ影が薄く、ロシア人に訊いても「タンボフ、何もないで」といった反応だが、元々は帝政ロシア時代以来、タンボフ県の県都として地域の中心だった。

 前置きが長くなったが、昨日博物館で見た上掲の展示は、それを象徴するものである。以前「日めくり紋章」でも取り上げたとおり、タンボフの紋章と言えばミツバチが特徴である。養蜂箱の上に3匹のミツバチが舞うという図柄は、18世紀から続いている大変歴史のあるものだ(ロシアの都市の紋章の中でも、最も古いものの一つという)。かつて、この地では養蜂業が盛んで、そのハチミツは全ロシアに知れ渡っていたという。そして、上掲写真に見るとおり(ちょっと見づらいか)、かつてのタンボフ県内の各都市も、ほぼ例外なく、そのミツバチ印を取り入れていたのである。その中には、リペツクの紋章もある(一番左下)。リペツクという地名はリンデンの木(ロシア語でリパ)に由来し、今日でもリンデンの木をデザインした市章を用いているのだけれど、元々はこのようにその上にミツバチが描かれ、タンボフへの従属を象徴していたんだなあ。まあ、こんなことで感動する人間は私くらいかもしれないが(笑)。


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 私はロシア・NIS諸国の地方都市に行くと、お土産として、その地方の「マグネット」を買って帰るようにしている。マグネットというのは、正式な呼び名なのかどうかは知らないが、裏側に磁石が付いていて、スチール家具などにペタンと貼れるアイテムである。ロシア・NIS諸国では、土産物につまらないものが多く(おっと失礼)、だいたい地方独自の気の利いた特産品などもないので、せめて各地方のマグネットだけでも集めてコレクションしているのである。

 それで、先日スタヴロポリに出向いた時も、マグネットを買おうと思って、空港の売店で物色したところ、上掲のようなスタヴロポリ地方紋章マップのマグネットがあったので、まさに紋章好きの自分向きのアイテムだと思い、迷わずこれをチョイスした。ただ、基本的に私は都市レベルの紋章をベンチマークしているのだが、良く見たら、このマグネットに載っているのは、都市ではなく地区レベルの紋章であり、それがちょっと残念だった。


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 今回のロシア出張で、スタヴロポリを初めて訪問したので、記念にその紋章を取り上げておくことにする。

 それにしても、スタヴロポリの市章というのは個人的にまったく認識にないものだったけれど、改めて上掲のようなデザインを見てみても、「へえ、こんなだったんですか」という薄い印象しかない。このデザインが制定されたのが、1994年だったという。盾は十字架で四分割されており、右上から時計回りに、コサックの騎馬姿、スタヴロポリ要塞(1787年制定の旧紋章のデザイン)、正教会の聖堂、永遠の炎と歯車(社会主義時代の紋章のデザイン)が描かれている。つまり、この街の歴史の各ステージを合成したような紋章になっている。


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 月曜日なので、週替わり紋章を。現在やっているのは、パラダイス文書に触発された、タックスヘイブン・シリーズの復刻で、本日はバーレーン。

 中東のバーレーンがタックスヘイブンだという認識は、個人的になかった。まあ、ただ、中東の中では有力な金融センターらしい。紋章に関する説明は、こちらから引用させていただく。

 バーレーンの国章は、バーレーンがイギリスの保護国であった1932年に、イギリス人顧問チャールズ・ベルグレーヴが首長のためにデザインした紋章が前身である。1971年の独立後は、国章となった。1971年と2002年にわずかにデザインが変更されている。中央の盾には、縦にしたバーレーンの国旗が描かれている。その周囲のマントは国旗同様、赤と白の二色になっている。


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 パラダイス文書に触発されたタックスヘイブンのシリーズの復刻で、今回は西インド諸島に位置するバハマ。上に見るように、南国情緒たっぷりの紋章である。タックスヘイブンって、住んだら楽しそうなところが多いなあ。こちらの説明書きを引用させていただく。

 バハマの国章は、中心に国家の象徴と盾が描かれている。その盾はマカジキとフラミンゴで支えられている。国章の上部、ヘルメットの上にある盾は、巻貝である。巻貝は、バハマ諸島の様々な海の生命を代表するものとして描かれている。その下の、太陽の下で航行する船をシンボルとして描かれた盾は、クリストファー・コロンブスのサンタ・マリア号の象徴である、と伝えられている。最下部に描かれている文字は、国の標語である。盾を支えているフラミンゴとマカジキは、国の象徴的な動物であり、それぞれ、大地と海を現し、島の地理を示している。


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 しばらく途切れていたが、週替わり紋章ではタックスヘイブンのシリーズを復刻してお届けしており、それを再開したい。今回はカリブ海に浮かぶ島国、オランダ領アンティル。紋章の王冠はオランダの主権を、5つの星は国土を構成する5つの島を表している。リボンに書かれているLibertate Unanimusというモットーは、United in Freedomという意味だそうだ。


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 2018年FIFAワールドカップで、日本の試合会場に決まった3都市の紋章を紹介してきたが、ちょっとオマケ。もしも日本がH組を勝ち抜き、決勝トーナメントに進出した場合のシミュレーションもしておきたい。日本がH組の1位になると、決勝T1回戦はモスクワのスパルタクスタジアムとなるが、その可能性はあまり高くなさそうだし、モスクワは良く知られた街なので、省略。日本がH組で2位になった場合の決勝T1回戦の会場になるロストフナドヌーを取り上げよう。その市章が、上掲のようなもの。ロストフは歴史的にロシア南部においてオスマントルコ等との外敵と戦う戦略的要衝の役割を果たしたので、それを反映し要塞を描いたデザインになっている。


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 というわけで、2018年FIFAワールドカップで、日本代表にとっての第3戦、対ポーランド戦が開催されるのが、ロシア南部のヴォルゴグラードである。上方で要塞を模し、「ソ連英雄」を象徴する金の星のメダルが配され、中央にはスターリングラード防衛メダルのリボンと、英雄都市ならではのデザインとなっている。


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 スヴェルドロフスク州の州都、エカテリンブルグが、日本代表にとっての第2戦の会場に決まった。その紋章は上掲のようなもので、各アイテムが非常に具体的な意味をもっている。まず、盾が緑と金に二分されているのは、当地が欧州とアジアの境界線になっていることを表している。緑の上部は、城壁の輪郭となっており、この街が最初は城塞だったことを表現している。緑地の上部には、左に鉱山の設備、右に溶鉱炉が描かれ、当地が鉱山冶金産業を生業としてきたことを示している。左のクマは欧州を、右のクロテンはシベリアを象徴し、両者が街を守っている。青い帯は当地を流れるイセチ川。そして、下の方にある水晶の結晶は、豊かな鉱物資源を象徴している。


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 週替わり紋章では、パラダイス文書に触発されてタックスヘイブンのシリーズを復刻してお届けしていたが、ワールドカップで日本が試合を行う3都市が決まったので、ちょっとそれを挟むことにしたい。2018年ワールドカップ開催都市の中でも、最もベールに包まれた謎の存在が、このモルドヴィア共和国サランスク市(Саранск)であろう。その紋章は以前も掲載したことがあるが、今回改めて紹介する。サランスクの紋章は上掲のようなもので、1781年の古い紋章を元に、2005年に制定された。銀地の盾に、キツネが描かれ、それに向かって3本の矢が放たれているという図柄。狩猟が盛んであったことにちなむらしい。


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 パラダイス文書に触発されて、タックスヘイブンの復刻シリーズをお届けしているが、NHKスペシャルでも槍玉に挙がっていたケイマン諸島。カリブ海にある英国の海外領土であり、実はタックスヘイブンはイギリスの海外領土が多い。ライオンが英国を象徴している以外は、カメなど、島国であることを表したデザインだ。


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 1年半ほど前に、パナマ文書が世界を騒がせた時に、「日めくり紋章」でタックスヘイブン(租税回避地)のシリーズをお届けしたことがある。そして、今般「パラダイス文書」が浮上し、タックスヘイブンの問題が再び大きな注目を浴びているので、以前試みたタックスヘイブンの紋章シリーズを復刻し、ダイジェスト版でお届けすることにしたい。

 まずはパナマから。この国の場合は、一般的には租税回避というより運河で有名であり、国章も運河を中心としたデザインになっている。こちらから説明書きを引用させていただく。

 パナマの国章は、4本の旗の上に盾が重ねられ、盾の上には翼を広げた鷲と9つの星が描かれたもの。中央の盾はクオータリー(四分割)の上にフェス(中央の横帯)を乗せたもの。上部左には、白地に戦争から平和と繁栄の道を歩むことを記念した武器、上部右には赤地に鉱山業を表すスコップとハンマー、下部左には青地に南米の国章によくみられる豊かな実りを象徴する豊穣の角、下部右には白地に進歩を象徴する翼を付けた車輪が描かれている。フェスの中全体に、緑が茂り、太陽が昇るパナマ運河の風景が描かれている。周囲には4本の国旗が見られる。これは西洋紋章学からすれば異端だが、中南米の国章には好んで用いられる装飾。上部に輝く9つの五角星はパナマの9つの州を象徴している。モットー(標語を書いたリボン)は、本来の盾の下ではなく、盾の上にいる鷲(パナマの国鳥アギラ アルピア。和名はオウギワシ)が咥えている。標語はスペイン語でPro Mundi Beneficio「世界の福利のために」とある。


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