ロシア・ウクライナ・ベラルーシ探訪 服部倫卓ブログ

ロシア・ウクライナ・ベラルーシを中心とした旧ソ連諸国の経済・政治情報をお届け。

カテゴリ: 紋章

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 ロシアのウラル地方、チェリャビンスク州のカスリ市の市章であるが、実は当ブログでこれを取り上げるのはもう3回目である。1度目は池田正弘さんの著書『ロシア縦横無尽』を紹介する文脈で、2度目は確か民芸品・工芸品の産地シリーズで取り上げ、そして今回は馬の紋章シリーズである。製鉄の街として誕生したカスリは、「カスリ鋳物」と呼ばれる独自の鋳物産業を発展させ、今日でも「カスリ建築・芸術鋳物工場」が街を代表する企業となっている(大手鉄鋼グループ「メチェル」の傘下)。同社は鉄製のデコレーションや彫像などを生産し、全国的に知名度が高い。ゆえに紋章も、上に見るように馬のフィギュアのカスリ鋳物を描いたものになっているというわけである。


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RUS_Аскизский_район_COA

 馬の紋章シリーズは豊作で、年を越してしまった。今週取り上げるのは、シベリアのハカス共和国にあるアスキズ村(正確には同村を中心としたアスキズ地区)の紋章。上掲のとおり、左右を向いた馬が合成されたデザインになっており、これは恐らく、2つの村が合併して1つの村になったという歴史を表しているのではないかと思う。また、村では馬の飼育が盛んであり、この地では金も産出するということで、こういうデザインになった由である。


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Coat_of_Arms_of_Novoscherbinovskaya

 まだまだ続く、馬の紋章シリーズ。今回は、ロシア南部クラスノダル地方のノヴォシチェルビノフスカヤという小さな集落。コサックの駐屯地として発祥した集落らしく、コサックと馬は切っても切れないということで、紋章にも馬が描かれているようだ。それにしても、紋章の馬というのは、ほとんどの場合、左側を向いているものだ。


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Viesvilesherbas

 馬の紋章シリーズを続けていて、ちょっとロシアからは離れてしまうのだが(ただし国境を挟んでロシアのカリーニングラード州と向かい合っているらしい)、リトアニアのヴィエシヴィレという街の紋章が上掲のように気持ち悪いものなので、取り上げてみたくなった。半魚人ならぬ半魚馬? 素性はまったく不明。


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NurlatCoa2006

 馬の紋章シリーズが続き、今週はタタルスタン共和国ヌルラト市の市章。一説には「ヌルラト」という地名がタタール語で「輝かしい馬」を意味するとされ、それゆえに馬が街のシンボルになっているそうだ。単にシンボルであるだけでなく、街では乗馬、馬の繁殖が実際にも盛んなのだという。


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Coat_of_Arms_of_Konosha_rayon_(Arkhangelsk_oblast)

 馬の紋章シリーズが続く。今回は、集落としてはまったく無名ながら、馬が主役の紋章ということで、ロシア北部のアルハンゲリスク州コノシャ町の紋章を取り上げる。正確に言えばコノシャ町というよりも、同町を中心としたコノシャ地区の紋章であるが。

 元々、ここにはコノシャ川という川が流れており、そこから集落の名もついた。面白いのは、元々地名はフィン・ウゴル語起源であったのに、時代が経ちそのことが忘れられるにつれ、人々はこの地名が「コニ(ロシア語で馬)」と「ノシャ(ロシア語で荷物)」の合成語であると信じるようになり、この俗説が、白い馬が荷物を運ぶという紋章のデザインにもなった、ということである。


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 馬の紋章シリーズ。ロシア西シベリア地方のケメロヴォ州にユルガという街があり、今週はこれを取り上げる。ケメロヴォ州は石炭で有名だが、ユルガは炭鉱街ではなく、むしろ炭鉱用の機械設備生産を主産業としているようだ。紋章の馬はこの街が若く労働の活力に溢れていることを象徴し、黒色は賢さを、炎は情熱を表すということである。


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 馬の紋章シリーズ。正直、個人的には聞いたこともない街だったが、ロシアのコストロマ州というところにあるコログリフという街の市章が、モロに馬のデザインだったので、これを取り上げる。ウィキペディアからの受け売りだが、民間伝承によると、コログリフとはたてがみが多く生えた種馬のことを指すといわれ、ゆえに街の紋章にも種馬の首から上が描かれている、とのことだ。


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 馬の紋章シリーズを続けているが、馬と言えば、重要なものを忘れていた。トルクメニスタンの国章である。ウィキペディアからの受け売りだが、青い円の中に描かれているのは、アハルテケ(アカール=テケ、Akhal-Teke)と呼ばれるトルクメン人の誇りである優れた馬の品種ということである。


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 馬の紋章シリーズで、今週はケメロヴォ州の炭鉱都市、プロコピエフスク市。しかし、こうやって見ると、馬の紋章を制定しているところは、シベリアばかりだ。先週は北カザフスタン州だったが、同州だってシベリアの延長上みたいなものだし。

 なお、本日は編集を担当している月報の締切日なので、ブログは以上でお終い。また明日。


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 馬の紋章シリーズで、今週は北カザフスタン州(州都はペトロパヴロフスク市)。紋章コーナーにカザフスタンが登場するのは珍しい。まあ、この馬には羽が生えているので、厳密には馬ではなくペガサスと言った方がいいのかもしれないが。ともあれ、この馬またはペガサスは、農耕民と遊牧民の一体性を象徴し、未来志向や文化を表しているということだ。


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 馬の紋章シリーズで、今週はシベリアの少数民族地域、トゥヴァ共和国の紋章。正直言って、トゥヴァの紋章がこういうデザインだというのは、個人的にまったく認識になかった。トゥヴァ人が伝統的に騎馬民族であり、今日でも家畜の放牧を主たる生業にしていることを表しているのだろう。


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 馬の紋章シリーズ。先週は西シベリアのアルタイ地方の中心都市であるバルナウルの市章を紹介したが、今週は同じアルタイ地方のビースク市で、やはりその市章にも馬が登場する。ロシアの紋章で馬と言えばトムスクであり(先々週紹介した)、ビースクの紋章に馬が描かれているのは、当地がかつてトムスク県に所属したからである。ビースクの市章の下部に描かれているのは、鉱山の坑道であり、資源の豊かさを象徴するということである。


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Gerbbarnaul

 馬の紋章シリーズで、これも西シベリアの主要都市の一つ、アルタイ地方のバルナウル市の市章。個人的に、バルナウルの市章なんてのは今まで意識したことがなかったが、こんなデザインになっているのか。下部に描かれているのは高炉だそうで、その上を白馬が跳ねている。馬は、当地の鉱山や農業を牽引する力を象徴しているらしい。


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Tomsk_city_coat_of_arms

 週替わり紋章では、動物のシリーズを続けているが、クジラ編が終わり、今回から馬編をお届けしたいと思う。動物シリーズは、調べてみると、意外とネタがなかったりするのだが、馬はある程度の数はありそうだ。ちなみに紋章において馬は、勇気、慧眼、力、速さ、俊敏性を象徴するとのことである。

 第1回は、シベリアの主要都市の一つであるトムスクを取り上げることにしよう。ロシアの馬紋章の代表格だ。ちなみに、当然のことながら、当地を本拠地とするサッカークラブのトミ・トムスクも、そのエンブレムには馬が描かれている。

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 しつこく続けてきたクジラの紋章シリーズも、これが最終回。最後は米東海岸、ノースカロライナ州カータレット郡というところの紋章をお届けする。描かれているのは、タイセイヨウセミクジラという種類らしく、同郡では今日その保護に力を入れているということである。というわけで、クジラのシリーズはこれにて終了。


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 しつこく続く、クジラの紋章シリーズ。今回は、カナダの西海岸、バンクーバー島にあるセイウォード村というところの紋章。動物てんこ盛りのデザインだが、これはまあクジラの中でも、どう見てもシャチですな。


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 ロシア圏からは離れてしまったが、まだ続く、クジラの紋章シリーズ。今回はオランダのザーンスタットという街。ご覧のとおり、紋章の盾を、左右2匹のクジラが支える形となっている。この街は、かつて捕鯨ビジネスで一時代を築いたということであり、それゆえにこのデザインとなっているわけである。かつての捕鯨の街の割には、今日では内陸に位置しているが、たぶん埋立てで国土が拡張された関係だろう。


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 クジラの紋章シリーズをお届けしているが、ロシア圏のクジラ紋章は、先週までの4ネタで尽きてしまった。そこで、ロシア以外のものも少し。これは、ノルウェーのモルデという街の市章である。ありがたいことに、ウィキペディアに日本語の説明があったので、以下引用させていただく。

 (この紋章は)1742年から使用されている。ニシンの入ったたるを追うクジラを表し、市の最初の産業である水産品と木材の輸出を象徴化している。モルデは捕鯨の町ではない。古来からクジラは精霊で、魚の群れを一年の何度かに追ってやってくる姿から吉兆のしるしだと信じられていた。


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 クジラの紋章シリーズ。今回はロシア北極圏、バレンツ海に面したムルマンスク州コラ市の市章。コラ半島、コラ原発などで知られる地名だ。その市章が上掲のようなものであり、どう見ても人面魚にしか見えないが、これがクジラということである。


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 クジラの紋章シリーズ。今回は、ロシア極東のチュクチ自治管区に位置し、ベーリング海に面したプロヴィデニヤ町の紋章(正確に言うと同町を中心としたプロヴィデニヤ地区の紋章)。先住民の伝統的な漁にちなむということであり、姿からしてホッキョククジラか。


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 クジラのシリーズが始まり、先週はカムチャッカ地方のウスチカムチャツク市の市章を取り上げたが、今週は同市を中心とするウスチカムチャツク地区。先週の魚っぽい市章よりも、今回の地区の紋章の方が、よりクジラらしく描かれている。


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 特に意味はないが、クジラを描いた紋章をシリーズでお届けしたい。第1回は、カムチャッカ地方にあるウスチカムチャツク市の市章。下に描かれているのが、鱗があって魚っぽいが、クジラということである。街の周辺でクジラが多数出没することにちなむ。上の獣は、イルクーツクの歴史的紋章を取り入れたもので、(シベリアの)虎ということである。


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 ワールドカップでのフランスの優勝に敬意を表したニワトリ・シリーズ。先週申し上げたとおり、ロシアではニワトリの紋章が1個しか見付からなかった。しかし、1回だけで終わってしまうのは忍びないので、お隣のベラルーシからも1つ紹介したい。これはベラルーシ共和国ブレスト州ボストィニ村というところの紋章である。人口が千人ちょっとしかいない村であり、正直私も知らなかった。真っ赤な雄鶏は、勇気と熱意を象徴しているということである。


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 先週申し上げたとおり、フランスのワールドカップ優勝に敬意を表し、同国およびそのサッカー協会のシンボルであるニワトリの紋章シリーズをお届けしようかと思ったのだけど、調べてみたら、ロシアにはニワトリのデザインの市章の類はほぼ皆無であることが判明した。唯一、見付かったのがこれ。イルクーツク州ソスノフカ村というところの紋章であり、地名の語源である松(ソスナ)とともに、ニワトリが描かれている。なんでも、この村に養鶏場があるということらしく、そこで2014年にこのデザインの紋章を制定したらしい。


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 先週まで当コーナーはワールドカップのマスコットにちなんでオオカミのシリーズをお届けしていたが、今週からはニワトリのシリーズを試みる。というのも、優勝したフランスの国鳥がニワトリ(正確には雄鶏)であり、フランスサッカー連盟のエンブレムも上掲のようにニワトリをデザインしたものになっているからである。というわけで、いつもは都市や地域の紋章を取り上げる当コーナーだが、ニワトリシリーズの第1回はフランスの優勝に敬意を表して協会のエンブレムを掲載した次第。フランスの協会はFFFになるんですね。さて、ニワトリシリーズ、何回続くか?


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 FIFAワールドカップ・ロシア大会のマスコットが、オオカミをモチーフにしたものであることにちなみ、本コーナーでもオオカミの紋章を取り上げてきたが、今回が最終回。最後は、ドイツのヴォルフスブルクを取り上げる。何でも、この都市名はドイツ語で「オオカミの城」を意味しており、ゆえに市章も城の上に立つオオカミを描いたデザインなのだという。最後はW杯開催国のロシアから離れてしまったが、今大会で最大のセンセーションはドイツのグループステージ敗退だったし、かつてVfLヴォルフスブルクに長谷部誠も在籍したということで、何となく辻褄は合っているのではないか。

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 FIFAワールドカップ・ロシア大会のマスコットが、オオカミをモチーフにしたものであることにちなみ、本コーナーでもオオカミの紋章を取り上げてきたが、すでに申し上げたとおり、ロシアではオオカミをモチーフとした紋章はごく少ないことが判明した。そこで、先週はベラルーシのヴォルコヴイスクを取り上げたが、今回もベラルーシの街ムスチスラヴリ(ベラルーシ語読みではムスツィスラウ)にご登場願う。上掲のとおり、アカオオカミを描いた紋章である。なお、このムスチスラヴチの紋章は、とても珍しいパターンであり、それについては『ベラルーシを知るための50章』の中で触れたので、よかったらご参照いただきたい。

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 ロシアの紋章でオオカミを描いたものは皆無に近いということを申し上げたが、ちょっと補足がある。ロシアの中央黒土地帯にあるタンボフという古都で、オオカミがシンボルになっているのである。私は本年2月にタンボフを仕事で訪れて、そのことを実感した。タンボフの紋章は下に見るようにミツバチを描いたものなのだが、どういうわけか街の至る所で目にするのはミツバチのデザインではなく、オオカミばかりである。たとえば、上の写真は鉄道駅の土産物売り場で、ちょっと見にくいかもしれないが、オオカミ・グッズづくしである。

 調べたところ、«Тамбовский волк тебе товарищ»、あるいは単に «Тамбовский волк» というロシア語表現があるそうだ。何でも、かつてそういう映画まで作られたらしい。私の乏しいロシア語力では正確なところは良く分からないが、昔タンボフの住民がモスクワに出稼ぎに出て、どんな仕事も安く引き受けてしまうため、賃金相場が下がり、地元モスクワ住民の不興を買ってしまったという故事があるらしく(諸説ある中の1つ)、「余計なことをする厄介者」といったニュアンスで使われるらしい。ただ、そういうネガティブな意味合いがありながらも、現代のタンボフ住民は、「タンボフのオオカミ」というものに郷土愛を感じる面もあるようだ。

 いずれにしても、ロシア人にとっては「タンボフ=オオカミ」という図式は根強いものの、否定的な意味合いだし、ミツバチのデザインは当地にとって伝統的な由緒正しいものなので、タンボフの市章がオオカミに変わるようなことはないのだろう。

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 「週替わり紋章」はいつもは月曜日にお届けしているのだけれど、今回は都合により日曜日に。前回申し上げたとおり、ワールドカップ・ロシア大会の「ザビヴァカ」というマスコットがオオカミをモチーフとしていることにちなみ、週替わり紋章でもW杯記念でオオカミのシリーズをやろうかと思ったのだけれど、驚いたことにロシアの紋章でオオカミを描いたものは、私の調べた限り、ごくマイナーなもの1つがあるだけだった。しかし、対象を他の旧ソ連諸国にまで広げれば、オオカミ紋章はまだある。典型が今回のベラルーシ・グロドノ州ヴォルコヴイスク(ベラルーシ語読みではヴァウカヴイスク)であり、何しろ地名の語源がオオカミ(ヴォルク)なので、当然紋章のデザインもオオカミになるわけである。

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