グループステージも佳境を迎え、18日にはグループCの2試合を開催。スペインVSクロアチアは1対0でスペイン、イタリアVSアイルランドは2対0でイタリアが勝利、その結果1位スペインと2位イタリアが決勝トーナメントに駒を進めた。

 私はスペインとクロアチアの試合を録画観戦。状況としては、スペインは引き分け以上でOK、クロアチアは(裏でイタリアがリードしていたので)勝利か2点以上の得点を挙げての引き分けが必要だった。ずっとスコアレスの状態が続き、88分にスペインがようやく先制して、そのまま勝利した。

 決勝点は、オフサイドじゃないのかな? スペインのイニエスタとヘスス・ナバスの2人が完全に裏に抜け出して、イニエスタ→ナバスと渡ってナバスが決めたわけだけど、最初にパスを受けたイニエスタは確かにオンサイドながら、ナバスの位置はオフサイドだった。最初のパスに反応しても、ボールに触らなければいいということ? よくルールが分からないや。

 この試合、成り行き次第では、スペインが負けてもおかしくなかった。ポゼションはスペインが上でも、相手GKを脅かすようなシュートは、明らかにクロアチアの方が多かった。スペインは、連戦の疲れも見え、パスの出し手と受け手以外の3人目の動きはほぼ見られなかった。楽勝だったアイルランド戦を除けば、グループステージの戦いは、優勝候補に相応しい横綱相撲という感じではなかった。果たしてこれから上がってくるのか。

 ヨーロッパの尺度で、何を「大国」と呼び、何を「小国」と呼ぶかは、難しい。ただ、ことサッカーに関して言えば、開催国のウクライナやポーランドは小国だろう。A組の波乱はあったにせよ、ユーロ2012は全体として「小国による大国のための大会」の様相を呈しつつあるような。19日のD組でイングランドとフランスが勝ち上がり、ウクライナが消えてしまったら、ますますそうなってしまう。

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