周知のように、ソーシャルネットワーク界における世界の巨人「フェイスブック」のIPOが大きな話題を集めたものの、その後株価は低迷している。こちらのニュースによると、これを受け、ロシア版のフェイスブックというべき「フコンタクチェ」の創業者であり経営トップのP.ドゥーロフ氏はこのほど、フコンタクチェのIPOを無期延期する方針を決めた。29日、自らのツイッターで述べたもの。なお、フコンタクチェの株の39.99%をロシアの投資会社「Mail.Ru. Group」が保有しているが、同社はそれをドゥーロフの管理に委任しているので、ドゥーロフは自らの判断でIPO実施時期を決定できる状況にある(ドゥーロフ本人も12%を保有するので、合計で過半数を超える)。当初、Bloombergはフコンタクチェが2012年にもニューヨーク取引所に上場されるとの予測を示し、ドゥーロフ本人は2012~2013年にフコンタクチェのIPOを実施したいとの意向を示していた。時価総額拡大のために、株式資本の3%を民間投資家に売却するという青写真だった。

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