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 今回の夏休みの旅行は、大分県に行くことに主眼があったのだけど、せっかくだから行ったことのないもう一つの県、宮崎にも足を伸ばしてみることにした。宮崎に一泊して、市内観光だけして帰ってきた。

 大分から宮崎までJRの日豊線で移動したのだけど、宮崎県の日向灘のあたりで、奇妙な光景を見かけた。幅の狭い高架が日豊線と平行するように続いており、ただ利用や工事はされておらず、「ははあ、さてはこれは鉄道か高速道路のプロジェクトが途中で頓挫したものだな。宮崎を通る新幹線の構想は進捗していないと聞くが、見切り発車で着工したのか?」などと想像した。しかし、しばらくすると、その高架に延々とソーラーパネルが設置されており、その異様な光景にますます疑問が募った。

 帰京後調べてみたところ、くだんの高架は、リニア実験線であるということが判明した。こちらのページに見るとおり、ここ宮崎でかつてリニアの走行実験が行われていたが、その拠点は山梨に移ることになり、宮崎の実験線は1996年で走行試験が終了した、ということである。その後、ソーラーパネルを設置して、2011年2月からメガソーラー発電所として利用されているそうな。有名な話なのかもしれないが、個人的にはまったく初耳だった。


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