第1戦で歴史的な大勝を果たしたロシア代表にあって、唯一の悲劇は、この日2トップの一画として(トップ下じゃなくて完全にスモロフと横並びのように見えた)先発出場したアラン・ザゴエフが、前半途中で負傷交代を余儀なくされたことだった。ハムストリングの故障で、第2、3戦を欠場することは確定だという。怪我を乗り越えてたどり着いた本国W杯の舞台だっただけに、気の毒でならない。

 ところで、Дзагоев選手については、日本のマスコミ等で「ジャゴエフ」という誤った読み方が定着してしまい、とても遺憾に思う。もしかしたら私の認識が間違ってるのかなと思い、いくつかの動画でロシア人の発音を確認してみたが(上掲はその1つ)、やはりどう聞いても「ザゴエフ」だ(力点を伸ばして「ザゴーエフ」にすれば、もっとロシア語っぽくなるが)。だいたい、ロシア語の「дз」という綴りは、「з」以上に、日本語のザ行に近いのである。現に、ロシアで「ヤクザ」は、「Якудза」と表記することになっている。ヤクザのことを「ヤクジャ」なんて言ったら、その筋の皆さんが怒るのではないか。

 だいたい、日本のスポーツ報道の固有名詞の読み方はメチャクチャだが、それはNHKも同じというか、むしろNHKこそ酷い。NHKには、ロシア語に堪能な人が山ほどいるはずなのに、報道局VSスポーツ局みたいな風通しの悪さがあるのか、ロシア語の知識のある人が固有名詞の読み方のチェックをしているような節は一切見られない。


ブログランキングに参加しています
1日1回クリックをお願いします
にほんブログ村 海外生活ブログ ロシア情報へ