1522231994

 プーチン・ロシア大統領は2012年からの第3期政権を開始するに当たって有名な5月大統領令(複数)というものを出し、各分野の政策目標を明示したことが知られているが、こちらのニュースによると、このほど会計検査院の長官に就任したA.クドリンは下院での報告で、それらの目標値の多くが未達成に終わったことを指摘した。具体的には、以下のような未達成項目があったという。

  • 2011年から2016年にかけて労働生産性が1.5倍に高まるとされていたが、実際には3.8%しか伸びなかった。
  • 2017年のGDPに占める投資の比率が27%に達するとされていたが、実際には21.7%に留まった。
  • 合計特殊出生率は1.621に留まり、目標値を下回った。

 その一方で、上々の成果を挙げた項目もあり、たとえば小児科医および小中学校教師の給与に関する目標値は2017年には74%、2018年には90%達成された。死亡率、乳幼児死亡率の目標も概ね達成された。


ブログランキングに参加しています
1日1回クリックをお願いします
にほんブログ村 海外生活ブログ ロシア情報へ