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 ワールドカップ(W杯)開幕が近付いてきたということで、同大会に関するロシア国民の意識を調べた最新の世論調査のようなものがないかと探したところ、とりあえず「メディア・スコープ」という会社が実施したこちらの調査結果が目に留まった。ただ、「オンライン調査」とされている割には、12歳から64歳までの人口10万人以上の都市住民1,002人を対象に調査が行われたとされており、対面調査でなくオンラインだったら別に都市住民に限らなくてもいいのにと、不思議な気がする。ネット住民が自分から投票するネット投票的なものではなく、調査会社側が都市住民の中から無作為に対象者を選んでメールで質問するような形なのだろうか?

 ともあれ、今回の調査結果によれば、回答者の54%がW杯の試合を観ると答えている。観るつもりの回答者のうち、テレビで観る80%、PCで観る63%、スマホで観る43%、スタジアムで観戦21%となっている(複数回答可なのだろう)。観るつもりの回答者の31%が賭け(くじ)をする予定である。

 W杯に関心がある(上記の54%という意味か?)回答者のうち、関心の対象はやはりロシア代表の87%であり、以下、ブラジル40%、ドイツ37%、イングランド21%、スペイン20%、アルゼンチン16%と続く。優勝予想は、ブラジル23%、ドイツ21%など。

 ロシア代表がグループステージを突破できると考えているのは、回答者全体の47%である。今回の代表で活躍しそうな選手は、F.スモロフ12%、A.ジュバ9%、A.ザゴエフ5%などとなっている。

 回答者の59%は、2018年W杯は開催都市およびロシア全体にとって肯定的な影響をもたらすと考えている。具体的に好影響が及ぶのは、インフラ発展61%、観光客増60%、サービス向上40%、ロシアの世界的な地位向上39%、ロシアのサッカーの発展28%、国民意識の強化24%など。

 なお、前回2014年ブラジル大会で、ロシア代表の試合を1試合でも観たという回答者は、4歳以上の国民の32%にすぎなかった。


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