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 ロシアでは、プーチン時代になり、地域の知事が大統領によって任命されていた時期があり、今は任命制ではなくなり住民の選挙で選ばれるものの、クレムリンが指名するという意味合いは依然として強い。その結果、連邦と地域の人材が、相互往来する度合いが強まり、クレムリンがある地域に意中の知事を送り込む、逆に成功した地域の知事を中央政界に呼び戻す、といったパターンが生じている。

 それで、5月に成立したメドヴェージェフ新装内閣で、注目を浴びたのも、知事の閣僚起用だった。具体的には、V.ヤクーシェフ前チュメニ州知事が建設・住宅公営事業相に、D.コブィルキン前ヤマロ・ネネツ自治管区知事が天然資源・環境相に、A.コズロフ前アムール州知事が極東発展相に起用された。

 これら知事上がりの3人の新大臣の手腕だが、ヤクーシェフとコブィルキンは各種の知事番付で上位の常連であり、重鎮知事が満を持して中央政界に凱旋するというニュアンスが強い。それに対し、コズロフはアムール州での仕事振りがあまり芳しくなかったが、Yu.トルトネフ副首相の強い推薦で極東発展相に抜擢されたという情報がもっぱらである。

 一番端的なのは、こちらに見る2018年1~2月現在の知事番付であろう。これによれば、まさにヤクーシェフが1位、コブィルキンが2位であったのに対し(上図参照)、コズロフは下から数えた方が早い73位だった。知事番付には他にも、こちらこちらに見るものなど、いくつか種類があるが、傾向はだいたい同じである。


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