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 こちらの記事によれば、このほどロシアのD.マントゥロフ産業・商業相が、ロシアで有望な輸出部門について語った。

 同大臣いわく、現時点で優先的な輸出部門は自動車、航空機、農業機械、建設・道路機械だ。石油ガス機器、電力機器、重機械でもすばらしいチャンスがあり、我々はこれら機械部門の輸出拡大余地を170億ドルと見積もっている。

 第2の有望部門は付加価値が相対的に高い化学品で、産業・商業省とエネルギー省の共同管轄分野である。具体的にはプラスチック、ポリマー、タイヤであり、さらに化学肥料、医薬品も含まれる。これら化学品分野の拡大余地は150億ドルである。

 当然、冶金のほか、林業・木材部門もあるが、後者は製紙工場の建設次第である。冶金は、地政学的な要因に左右されるが、非鉄にしても鉄鋼にしても、加工度を高めることが輸出増に繋がる。

 ロシア政府の主たる輸出促進手段は、輸出志向プロジェクトを対象とした研究開発費の負担、投資プロジェクトへの補助金、「産業発展基金」による優遇融資、輸出志向プロジェクトへの融資の金利を1%まで引き下げることなどである。ロシア輸出センターが有しているこれらの措置に加え、ロジスティクスセンターや工業団地の創設に追加的資金が得られることを期待していると、大臣は述べた。


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