2016_01_21_aleksey_makarkin_5263

 前のエントリーでお伝えした米財務省の対ロシア制裁追加リストには、デリパスカとヴェクセリベルグという2人の大物オリガルヒが含まれていた。それに関する現地専門家A.マカルキン氏(上掲写真)の論評がこちらに出ていたので、抄訳しておく。

 デリパスカとヴェクセリベルグを、ウクライナ・シリア問題や、在英スパイ問題に関して非難するのは、無理がある。米国の真意は、たとえ間接的ではあれ、米大統領選への介入に、資金面で関与したことにあるのかもしれない。ロバート・ミュラー特別検察官により、2人のロシア人オリガルヒの存在が取り沙汰されていたから、なおさらである。トランプは自らへの非難から逃れるため、イニシアティブを取り戻そうとしているように思える。

 ロシアの公職者と実業家たちは、メキシコの麻薬売人と同列に扱われている。これは米国による周到な侮辱であり、ロシアエリートのかなりの部分を犯罪層と見なしているというメッセージである。

 米国とビジネスをしているロシア企業にとって、このリストに入ることはきわめて危険である。公職者にとっては、それほどでもない。最近ロシアのシラビキたちが米国を訪問したことからも分かるとおり、個人制裁は必要とあらば停止されることもある。それに対し、企業にとってははるかに厄介である。


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