昨日が、編集を担当している『調査月報』の締め切りだったので、この間ブログでは大したことも書けなかった。グチを言わせていただくと、雑誌を編集作業する上で、まず外部の専門家に書いていただいた原稿の処理を最優先する。次にやるのが、内部のスタッフが書いた原稿の処理である。そして、最後に自分の原稿を書く。他の皆さんは自由気ままな分量で書くが、私は最後に余ったページ数に合わせて書くので、その分量に着地させるのに三回転ひねり的な曲芸を要する。素人の皆さんは、雑誌のページ数は偶数であれば何でもいいくらいに思っているかもしれないが、実は雑誌というのは基本的に8ページごとに綴じていくので、8の倍数に着地させないと余計な切り取り作業などが発生し、コスト高になってしまうのである。つまり、私は自分の記事を書く時に、「自分が何ページ書いたら総ページ数が8の倍数になるか」ということを優先して作業しており、こう言っては何だが、内容は二の次である。

 それで、今回の月報では、私はロシアの貿易政策に関するレポートを書き、逆算すると、そのレポートを18ページにする必要があった。自分にとってこのレポートは力を入れようと思っていた大事なものだったのだが、やはり作業は後回しにせざるをえず、結局締切日に1日で書き上げるような感じになり、また予定していた内容をすべて盛り込むこともできなかった。

 前置きというかグチが長くなったが、そんなわけで、事前に作成してあったにもかかわらず、そのレポートに掲載しきれなかった図表があるので、当ブログに掲載してリサイクルしようという話である。当ブログでも何度か取り上げているが、最近ロシアでは「非資源・非エネルギー輸出」の拡大ということが重視されるようになり、先日プーチン大統領が年次教書で2024年までに同輸出を2,500億ドルにまで拡大したいと発言したことも記憶に新しい。それで、「非資源・非エネルギー商品」とは具体的にどのようなものを指すのか、これまでは断片的な情報しか掴むことができずフラストレーションを感じていたのだが、今般ロシア輸出センターのこちらのページでその具体的な品目表が掲載されているのを知った。これを見ると、「非資源・非エネルギー商品」は、加工度・付加価値に応じて上層・中層・下層と3つのレベルに分けられているということも分かった。上層は機械、加工食品、精密化学品、消費財などである。中層は化学品、合板、圧延鋼材、紙、織物、食肉、植物油などである。下層は未加工金属、肥料、穀物、採油用種子、魚、木材などである。したがって、非資源・非エネルギー商品と言っても、下層の方には、我々のイメージするところの資源や原料に近いような品目もかなり含まれているということになる。それで、ロシア輸出センターは定期的に非資源・非エネルギー商品の輸出データを発表するようになっているので、それを上層・中層・下層に分けて示した下掲のような図表を作成したのだが、紙幅の関係で掲載できなかったというわけである(涙)。

nonres

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