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 文部科学省では、「大学の世界展開力強化事業」というものを実施しており、その一環として我が母校・東京外国語大学が対象校に選ばれ、平成29年度から「日露人的交流の飛躍的拡大に貢献するTUFS日露ビジネス人材育成プログラム」を実施している。私はこのプログラムの外部評価委員会の委員の1人に任命され、昨日3月2日に第1回の会合が開催された。

 このプログラム、具体的に何をするかと言うと、簡単に言えば、短期・長期の留学であり、その際に企業でのインターンシップを絡めてより実践的な社会経験を積んでもらうという点に眼目がある。また、外語ロシア科の学生を提携しているロシアの6大学(モスクワ国立大はじめ有力なところばかり)に留学で派遣するだけでなく、当該ロシア校から学生を日本にも招聘するという双方向性を有しており、それによって相互交流を生み出すという狙いもある。

 私には母校で非常勤でもいいから一度教鞭をとりたいという夢があり、今のところそれは実現していないが、今回の委員会で卒業後初めて母校に貢献することができ、非常に嬉しく思う。ただし、私が外語に在籍していたのは1980年代のまだソ連が健在だった当時で、当時の外語は非常にドメスティックな雰囲気の大学であり、特にソ連は閉ざされたブラックボックスだったので、留学に行くことなどまったく考えられず、学生がちょっとソ連に旅行に行っただけでヒーローという感じだった。そんな時代の中でも、出来の悪い部類だった私が、30年後に委員会で偉そうなことを発言していいのかと、正直気が引ける思いはある。


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