私は「オリンピックは基本的に観ない」という変なポリシーをもっているのだが、今回はたまたま冬季五輪期間中にロシア出張があり、ロシア時間朝の出かける前の時間帯にテレビをつけるとちょうど面白そうな五輪中継をやっていたので、ついポリシーに反してちらほらと観てしまった。羽生君が優勝した時にタラソワおばさんが、「痛みに耐えてよく頑張った。感動した(大意)」とコメントしてくれた時には、妙に嬉しかったものだ。

 さて、五輪は基本的に観ないのだが、それには例外があり、まず夏季五輪はサッカーだけは積極的に観る。言い換えれば、サッカーをみっちり観たいので、他の競技は絶たないと、時間がやりくりできなくなってしまうとも言える。冬季に関しては、アイスホッケーのロシアの試合だけは観ようと思っている。ロシアのサッカー事情のことを地域研究の一環として調べているので、それとの比較という意味もあり、ホッケー事情にもできる限り触れたいからである。ソチ五輪の時は、「ロシアのホッケーチームが準決勝くらいになったら、観始めることにしようか」などと思っていたのだが、あろうことか地元ロシアは準決勝に進めず、当方は完全にずっこけ、その結果としてソチ五輪は文字通り一秒も観ずに終わったのだった。

 それで、ピョンチャン五輪では、ロシアは金曜日の準決勝に勝利し、本日25日の決勝でドイツと対戦することになっている。なお、NHKの実況はかたくなに「OAR」と言っていたが、個人種目ならともかく、ホッケーのようなチームスポーツでは、誰がどう見てもロシア代表であり、当ブログでも便宜上ロシア代表とさせていただく。

 さて、当ブログでは先日のエントリーで、今回のロシア代表の25人のうち、15人までもがSKAサンクトペテルブルグの選手であることをお伝えした。それで、その時点では個人的に認識していなかったのだが、ロシア代表のヘッドコーチであるオレグ・ズナローク氏自身も、SKAサンクトペテルブルグのヘッドコーチとの掛け持ちであるということを、その後知るに至った。

Oleg_Znarok

 O.ズナローク氏(上掲写真)は1963年チェリャビンスク州生まれの55歳。それで、私は最初、「SKAサンクトペテルブルグでの業績が認められ、それで代表HCも掛け持ちすることになったのかな?」と思ったのだが、ウィキペディアの経歴を読む限り、どうも順序が逆のようだ。つまり、ズナローク氏は当初、ディナモ・モスクワのHCを務めていた。しかし、Z.ビリャレジノフHC率いるロシア代表は、2014年のソチ五輪で5位と失態を演じる。結果ビリャレジノフHCは解任され、それを受けズナローク氏は同年3月にディナモ・モスクワHCから退き、すぐにロシア代表のHCになった。新生ズナローク・ロシアは、同年の世界選手権で優勝と、早速結果を出す。その後の世界選手権も、2位、3位、3位と栄冠には届かなかったが、安定した成績を残した。そこで、今回のピョンチャン五輪も、引き続きズナローク体制で臨んでいる、ということらしい。そして、2016年6月から、SKAサンクトペテルブルグのHCも兼務することとなり、SKAもそのシーズンで見事ガガーリン杯を戴冠となったわけである。

 サッカーと違ってホッケーでは、代表とクラブの指揮官兼任の敷居は低いのだろうか?


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