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 ロシアなど5ヵ国から成るユーラシア経済連合の事務局に当たるのがユーラシア経済委員会であるが、同委員会のT.サルキシャン委員長の最新インタビューがこちらに掲載されている

 注目ポイントしては、ユーラシア経済連合が本年2018年に、5ヵ国と自由貿易協定(FTA)を結びたいとしている点であろう。具体的には、シンガポール、セルビア、イスラエル、インド、エジプトの5ヵ国であり、それに加えイランとのFTA交渉も完了させたいとしている。

 他方、中国との関係については、FTAではなく、通商・経済協定を結ぶ予定としている。両国首脳の間では過去に、FTAの可能性をほのめかす発言が出たこともあったが、私はユーラシア経済連合にはそもそも中国の経済的な攻勢に対して自らの経済圏を守ろうという狙いが込められており、そのユーラシアが中国と安易にFTAに踏み切ることは考えにくいと主張してきたのだが、一応その見立ては当たっていたようだ。

 サルキシャン委員長は、中国との協定につき、概要以下のように述べている。双方は協定案につき詳細に合意しており、現在双方の国内で合意を取り付ける手続き中で、2018年には調印に付されることになる。ユーラシア5ヵ国の枠組みで中国とこのような踏み込んだ文書を調印するのは初めてだ。それは協力関係の枠組みを形成するもので、エネルギー取引、消費者保護、運輸インフラ、知的財産保護、電子文書利用拡大などを含む。双方は反ダンピング・相殺・特別保護措置をWTOのルールに沿って適用する義務を負う。(中国主導の新シルクロードとの兼ね合いで言えば)中国が共同出資する40の共同プロジェクトが検討されている。委員長は以上のように述べている。


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