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 エカテリンブルグで、宿泊しているホテルの目の前に、「初代ロシア大統領B.N.エリツィン博物館」があったので、見学してみた。周知のとおり、エカテリンブルグはエリツィンの出身地(正確にはスヴェルドロフスク州内の農村の生まれ)で、ロシア全体ではエリツィンを白眼視する傾向もなきにしもあらずだが、さすがに出身地で立身出世を遂げたゆかりの地ということで、立派な博物館が開設されているわけである。

 建物全体が「エリツィン・センター」という複合施設になっており、商店なども入居しているのだが、やたらとふんだんにスペースを使った贅沢な作りである。そして、博物館も、とても良く出来ていた。はっきり言って、私がこれまで見学したロシアの博物館の中では、ベストの水準だと思う。先日、ブリュッセルで欧州歴史博物館を訪れた話をしたが、それよりも充実度は上であろう。ロシアの現代政治史を学ぶのには打って付けの施設と言える。むろん、エリツィンを賛美する方向性ではあるが、否定的な出来事についてもスルーせずに、一応は取り上げている点に好感が持てた。

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 ところで、私はロシアの地域経済開発に関する今回の調査出張で、モスクワに加え、サンクトペテルブルグ、エカテリンブルグ、そしてスタヴロポリと回るのだけれど、よく考えてみたらこれは、プーチン(サンクトペテルブルグ)、エリツィン(エカテリンブルグ)、ゴルバチョフ(スタヴロポリ)と、歴代最高指導者の出身地を遡りながら巡る旅だということに、今日気付いた。連邦管区の中心都市を巡るという旅程を立てたら、結果的にそうなった。ただし、こちらの記事に見るとおり、スタヴロポリには現在に至るまでゴルバチョフの博物館はないということである。


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