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 社会主義時代、ソ連とキューバはともにコメコンに加入し、両者の経済関係は1960~80年代に発展を遂げた。キューバには、ソ連の援助により180以上の企業が設立され、その分野は製糖、化学、ニッケル、鉄道など多岐に渡った。その関係はソ連崩壊後にいったん途絶えていたが、こちらの記事が、最近になってロシア・キューバ経済関係が復活しつつあることを伝えている。

 記事によれば、ロシア・キューバの二国間貿易は停滞基調が続いていたが、2016年には82%伸びて2.5億ドルに、2017年には4億ドルレベルに達すると見られる。11月にキューバで開催されたロシア総合見本市も活況を呈した。現時点での主な経済関係は、キューバ鉄道の改修と近代化、自動車輸出の復活、ロスネフチおよびザルベジネフチによるキューバ沖の石油採掘、キューバの製鉄所の近代化、ロシアからの小麦輸出などがある。このうち自動車の分野では、最近KamAZのトラックおよびトレーラーが2,500台輸出された。AvtoVAZも12年振りにキューバ市場に復帰し、1月に300台のLadaを出荷することになっている(タクシー用途)。GAZも2016年に100台の中型トラックを供給した。


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