gdp

 ちょっと用事があって、こんな図を作ってみた。ウクライナを西部・中部・南部・東部と4つのマクロリージョンに分け、ウクライナ危機が起こる前の2012年を100とし、その後の各地域のGDPの推移を私が試算して跡付けたものである。詳細は省かせていただくが、マクロリージョン区分は現地シンクタンク「ラズムコフ・センター」の方式に倣っており、下図のピンクが西部、黄色が中部、緑が南部、青が東部である。なお、南部のGDP推移からはクリミア自治共和国およびセヴァストポリ市を除外している。また、2014年以降、ウクライナの公式統計にはドネツィク州およびルハンシク州の占領地の経済活動が反映されていないが、上図の東部のGDP推移は便宜的にウクライナ中央政府の実効支配地域の成長率だけから算出したものである。

 さて、図に見るように、直近でウクライナ全体を上回る成長率を示しているのが南部と中部であり、これは農業や輸送業などの賜物だろう。西部は、政変およびEUへの接近を主導した地域というイメージがあるが、GDPの数字を見る限り、今のところレジームチェンジの勝ち組とはなっていない。そして、ドンバス占領地がブラックボックスになっているので、数字そのものの扱いが難しいものの、ウクライナ全体の足を引っ張っているのが東部ということになる。

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