こちらの記事が、ロシアのタタルスタン共和国で、家具産業の産業クラスターが形成されつつあるという話題を伝えている。タタルスタン共和国では行政府が産業クラスターのアプローチを重視しており、他には機械産業、IT、食品、建設関連のクラスターがあって、家具産業もその一環として育成されているということである。もっとも、ロシアの場合は、ある産業の企業が2~3社集まれば、もう「産業クラスターだ」と大袈裟に吹聴する傾向があるので、ある程度差し引いて考える必要はあるだろう。ともあれ、記事によると、家具クラスターの中核になっているのは、欧州屈指の木材加工メーカーであるトルコ系のカスタモヌ社であり、同社は2014年にタタルスタンのアラブガ特区にベニヤ工場を開設した。同社を中核に、いくつかの中小家具メーカーが参加して、家具クラスターを形成する旨の協定が、このほど結ばれた。
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