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 たまたまこちらのページを見ていたら、ロシアの「世論基金」が実施したロシア国民の北朝鮮に関する意識調査の結果が出ていた。むろん、プーチン政権の対北朝鮮政策は日本政府などとは方向性が異なっているわけだが、今回の調査結果を見ると、一般国民の意識も日本とロシアではだいぶ趣きが異なっている。

 上の図は、「貴方は北朝鮮を好きか嫌いか?」という質問の回答状況で、上段が2013年2月、下段が2017年9月。緑が好き、青が無関心、赤が嫌い、グレーが回答困難。これを見て分かるとおり、多数派は無関心だが、嫌いよりも好きの方が多く、しかも好きは17%から27%に増えている。こりゃ酷い。

 そして、「北朝鮮の核兵器が、ロシアにとっての脅威になると思うか?」という設問の回答推移をまとめたのが下図であり、赤が脅威になる、緑がならない、グレーが回答困難。奇妙なことに、北朝鮮が核開発と徴発をエスカレートされたことを受けた2017年9月の調査結果において、脅威にならないという回答が過去最高になっている。

 これは、たぶんこういうことだろう。2014年のウクライナ危機以降、ロシア国民は従来にも増して米国を敵視するようになり、世界情勢をそのプリズムを通して見る度合いが強まった。そして、北朝鮮はその米国と対峙している国であり、米国の覇権を脅かす限りにおいて、ロシアにとって有用な存在と位置付ける向きが増えたということではないか。敵の敵は味方という論理である。

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