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 私が尊敬する経済学者の野口悠紀雄先生は、「経済学者が本物であるかどうかを見分けるのは簡単だ。為替レートの予想をするのがニセモノ、しないのがホンモノだ」といったことをおっしゃっている。先生によれば、たとえば現在1ドル=110円だとすると、そこには我々の知りうるすべてのイベントがすでに織り込まれている。逆に、為替に織り込まれていないような未来の不確定な出来事を正しく予見するのは、不可能である。素人が、「アメリカでは利上げが続くだろうから、当面ドル高だな」などと考えてドル投資をするようなことは、やめた方がいいということになる。1ドル=110円は、すでにその利上げ観測込みの為替になっているのだから。

 というわけで、為替の予測には本質的に意味がないということを前提とした上で(笑)、参考までにこちらの記事によれば、ロシアのM.オレシキン経済発展相がルーブル・レートの見通しについて述べたということである。大臣いわく、経済制裁が維持される見通しで、石油価格の軟化が予想されるにもかかわらず、為替は2018~2020年に安定するだろう。我々は経済予測の保守的シナリオにおいて、石油価格が45ドル以下に低下し、世界経済が減速し、グローバル・マーケットがリスクオフになることを想定している。基礎シナリオにおいては、対ロシア制裁が維持され、ロシアとOPECの減産合意が2018年3月まで維持されることを想定している。実質為替レートはしばらく増価したあと、4月に下落したが、今後は大きな変動はないだろう。大臣は以上のように述べた。


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