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 個人的に、少々、切羽詰っており、こういう時にはロシアのニュースサイトから図解資料を拝借して転載させていただくというのが、恒例となっている。今回は、こちらに掲載されている、ウクライナ国民のEUへの渡航事情に関する資料を抜粋して見てみよう。5月17日にウクライナとEUのビザなし協定が成立し、これでウクライナ国民は大手を振ってEU圏(正確にはシェンゲン協定圏)に行けることになったわけだが、当のウクライナ国民はEUへの渡航についてどう思っているかという社会調査が本年2月に行われたということであり、今回の図解はその結果を図示したものである。

 右上の設問で、ビザなしを利用して実際にEUに行くつもりがあるかを尋ねたところ、たぶん行く34%、たぶん行かない52%、分からない14%という結果になった。左上の設問では、ビザ廃止でどんな目的の渡航に期待するかが尋ねられており(複数回答だろう)、旅行52%、商用24、就業21%、就学12%、などとなっている。旅行でも、就業でも、ポーランドが行き先の筆頭に挙がっている(これは実績なのか、希望なのか、不明)。下の帯グラフは、ウクライナ国民が外国で働いている形態を尋ねており(実際に出稼ぎに出ている人のみへの質問だろう)、季節労働77%、定職15%、などとなっている。業種別では、建設・修理34%、農業33%、家事13%、高齢者・身障者介護6%、IT5%、等々と続く。

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