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 いつも思うのだけど、ウクライナがEUに入りたいという願望は、妖怪人間の「早く人間になりたい」という願いに似ているのではないか。つまり、ロシア圏の一部という醜い妖怪の姿から、欧州という全うな文明に転身するという発想なのではないかと思うのである。

 それで、ウクライナが真人間になるための重要なステップであるEUとの連合協定批准手続きであるが、オランダ議会の批准が遅れており、いまだ協定は発効していない。2017年2月23日にオランダ下院が批准を済ませたものの(定数150議席のところ、賛成89、反対55)、その後オランダの総選挙などがあり、上院の批准が残っていたものである(別に上院は改選されたわけではないはずだが)。

 比較的新しいこちらの情報によると、オランダ上院は5月23日に本件批准に関する審議を行うことを計画しているが、もしも外相の日程の都合がつかない場合には、6月6日に延期される可能性があるということである。審議して、即日採決するかは不明だが、可決されれば、国王に送られて署名という運びとなるということである。そして、署名された文書がブリュッセルに送付される。


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