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 調査月報の締切が近付いてきて、余裕がないので手抜き気味の記事で恐縮だが、日経サイトのこちらに、「旧ソ連製パラジウム流通 在庫が枯れる予兆か」という非常に興味深い話が出ていた。

 旧ソ連時代に生産されたパラジウムが最近、日本で出回り始めた。重さ約3キロの地金の中央部には旧ソ連国旗のシンボルマークだったハンマーと鎌が刻印され「USSR」の文字。金融・貴金属アナリストの亀井幸一郎氏は「倉庫の奥から運び出されたような印象」と遺物を表現する。(中略)

 世界で年間約200トン生産されるパラジウムは4割がロシア産だが、国内在庫の明確な統計は存在しない。2014年にロシアに次ぐ生産国、南アフリカ共和国の鉱山でストライキが起きた際は需給の先行きを読めずパニック的な買いが相場を急騰させた。今回の旧ソ連製地金の流通は偶然か、在庫枯渇の予兆か――。四半世紀以上前に旧ソ連で製造されたパラジウムが今、日本では虫歯の治療に使われている。

 それで、USSRと刻印されたパラジウムのインゴットとはどんな佇まいなのかと興味を抱き、ネット検索したら、こちらのサイトに上掲のような画像が出ていたので、これを紹介する次第である。ちなみに、最近の相場から換算すると、3キロのインゴットでたぶん800万円くらいではないかと思う。資産防衛のために、1本くらい買っておきたい気もする。別に、現物を買わなくても、ETFもあるよ


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