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 コメルサント紙のこちらの記事が、ロシアに設立されたタイヤ生産工場の生産・販売動向について報告している。これによると、ロシア国内のタイヤ販売市場は、2014年17.5%減、2015年20%減、2016年11%減と、落ち込みが続いている(2016年の国内市場規模は3,080万本)。しかし、ロシアに進出した外資系メーカーは、輸出増によって危機的な時期を耐え抜き、2016年には生産の拡大すら実現した。2017年については、ロシア国内販売の回復で、タイヤ生産量が引き続き拡大すると期待されている。コンチネンタルのカルーガ工場では2016年の生産が50%増となり、300万本に達したが、2017年はさらに10万本拡大すると見込んでいるほか、生産品目も300品目からさらに30増やす。同社では輸出比率が30%となっており、2016年には中国およびカナダ市場を新たに開拓した。ノキアンでは、2014年の危機前まではロシア国内販売の比率が40%だったのに対し、現在は15~20%となっている。ミシュランは、2017年に国内市場の回復により生産が増大すると見込んでいる。


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