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 今年前半に発生した石油・ガスをめぐるロシアとベラルーシの不和は、何度か和解が伝えられたものの、結局完全には解消されないまま越年しそうな雰囲気である。

 こちらの記事によると、現在ベラルーシがロシアに供給しているガソリンの量は、両国の合意の水準を満たしていないとして、このほどロシア・エネルギー省のキリル・モルドツォフ次官が苦言を呈した。

 一方、こちらの記事によると、ロシアは経済発展省が策定した2017年以降の経済見通しにもとづき、2017年にはベラルーシから100万tのガソリンを輸入することを希望している。ロシア経済発展省の推計では、2016年の輸入量は58.4万tとなる見通しである。ロシア経済発展省による油価40ドルを前提とした基礎シナリオでは、ロシアは2017年に2,500万tの原油を、2018~2019年には2,400万tの原油をベラルーシに供給することになる。より高い油価48ドルのシナリオでは、2017~2019年のベラルーシへの原油供給量は年間2,400万tとなる。その際にロシアは、原油供給を、その後のベラルーシによるガソリン供給とリンクさせている。ところが現時点ではベラルーシがガソリン供給義務を履行していないので、ロシアからの原油供給は2016年1Qには580万t、2Qには570万t、3Qには350万tに留まった。ベラルーシが10月にガス債務を支払ったことで、原油供給は500万tに回復すると見られる。


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