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 またまた自動車の話で失敬。ウクライナを代表する乗用車メーカーのザポリージャ自動車工場(ウクルアフト社傘下)では、2016年1~6月に乗用車を4台(!)しか生産しなかったことが知られている。しかし、本年5月のこちらのニュースなどで、興味深い動きが伝えられた。ZAZでは、中国のChery(奇瑞汽車)と共同で、ZAZ Slavuta Novaというハッチバックの新型車(上の写真)を開発し、ウクライナ国内だけでなくEU市場にも輸出を目指す、という話だった。年産5万台を想定しており、ユーロ6環境基準への適応、ウクライナでの現地調達比率50%、1万ドルを切る低価格などでEU向け輸出を実現したい、としていた。本件は、ZAZにとても、Cheryにとっても、欧州市場を開拓する初の試みであるとされていた。2017年半ばの市場投入を目指したいというのが、この時点での計画だった。

 しかし、最新のこちらのニュースよると、プロジェクトは遅延しており、少々トーンダウンしているようだ。ウクルアフト社では、ユーザーの反応や需要予測、事業計画を慎重に見極めたいといった姿勢に転じており、こうしたことから判断して新モデルの投入は早くても2018年頃かと伝えられている。


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