jeksportnaja-poshlina

 恥ずかしながら、最近になって知ったのだが、ウクライナでは一部の輸出品目に輸出関税を課しているということである。ロシアでは石油や天然ガスなどを中心に以前から輸出関税が重要な税収源になっているのは有名な話だが、ウクライナについては正直認識していなかった。

 それで、こちらのサイトに、2016年現在のウクライナの輸出関税の一覧(品目および税率)、法源などがまとめて出ていて、おおこりゃ便利だと思い、ここにメモしておく次第である。

 具体的に言うと、現在、輸出関税の対象となっているのは、生きた牛および羊(税率10%)とその革(22%)、亜麻およびひまわりという採油用種子(10%)、屑鉄および非鉄金属屑(10~15%)、天然ガス(35%)、ということである。まあ、このうち、産業的な観点から最も重要なのはひまわりであり、おそらくひまわりの種の輸出をなるべく抑制して、国内で油を搾って、その油を輸出したいという政策的意図にもとづくと思われる。天然ガスは輸出余力はないのに、なぜ輸出税を設定しているかは、不明。


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