jikyuu

 こちらの記事に見るように、先日ロシアのプーチン大統領が、ロシアの豚肉・鶏肉の自給率が60%から95%に上昇したと述べ、輸入代替の進展を誇ってみせる場面があった。それで、95%というのは2015年の数字だと思うのだが、60%というのは一体いつの時点の数字なんだよと、疑問に思った。諸情報を総合すると、過去10年で60%から95%に上昇したということのようである。まあ、ロシアの畜産そのものの体力が強化されたというよりも、欧米に対する食料禁輸制裁や、直近のルーブル安が寄与している部分が大きそうだが、いずれにせよ注目すべき成果であることは間違いないだろう。

 それで、検索したみたところ、(ロシア語ながら)こちらのレポートが、ロシアの食肉の自給率向上についてまとめていて、便利だった。ここには、上掲のように、ロシアの食肉自給率の推移がグラフにまとめられている。ただし、これは今回プーチン発言にあった豚肉・鶏肉だけでなく、すべての種類の食肉の自給率である。確かに、これを見ても、2005年の60.7%が底で、それが年々向上して2015年には89.7%になっている。


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