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 いわゆるタックスヘイブンというよりも、「船籍」の名義に使われる国として有名だろう。アフリカ西海岸にあるリベリア。米国で解放された黒人奴隷によって建国され、1847年に独立し、現在のアフリカの中ではエチオピアに次いで古い国であるが、近年は内戦続きで国情は酷いらしい。くだんの船籍問題につきウィキ先輩によれば、「リベリアはまた、安価な手数料や船舶国籍証書の発行の便宜を図る便宜置籍国として知られる。登録している船舶数はパナマに次ぐ規模であるが、あくまでも書類上の船籍であるため、ほとんどの船舶はアフリカ西海岸への航海を行わぬままその一生を終える」と説明されている。国章は、上に見るようにリゾート感溢れる図柄であり、こちらから説明を拝借すると以下のとおり。

 国章は、リベリアにたどり着いた19世紀の帆船が盾に描かれたものになっている。この船は、アメリカ合衆国で解放された奴隷たちを乗せてリベリアにやってきた船を象徴している。盾の上部には国の標語である「The love of liberty brought us here(自由への熱愛が我々をここに導いた)」という文字が書かれたリボンがあり、下部にはリベリアの正式名称である「Republic of Liberia」が書かれたリボンがある。盾の中に描かれたもののうち、鋤とシャベルは国家が繁栄するための労働者と重労働への尊厳を象徴している。また、海面から昇る太陽は国の誕生を表している。さらに手前のヤシの木は、リベリアで最も多方面で使われる食の源であり、繁栄を意味している。左上に描かれた白いハトは、平和の息吹を表したものとなっている。


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