gaijun

 少々古いが、『ベラルーシ実業新聞』のこちらのページに、ロシア・NISおよび中東欧主要国の金・外貨準備の動向を比較したレポートが出ていて便利なので、これを参照してみたい。この中から、2015年の1年間にロシア・NIS主要国の金・外貨準備がどれだけ増減したかというデータをピックアップして、上掲の図を作成してみた。

 エネルギーおよび資源価格の下落、ウクライナ危機などで、2015年にロシア・NIS諸国は総じて厳しい経済情勢だったので、当然のことながら金・外貨準備も縮小基調だった。そうした中、ウクライナの準備高が突出して増えているが、これは国際収支のパフォーマンスが改善したというよりも、IMFの資金が入ったことによるものだろう。2015年のロシアは経済的には散々な年だったが、同国中銀は2014年11月に自由フロート制に移行してから実は為替市場にほとんど介入しておらず、ゆえに外貨準備の減少も小幅だった。それに比べると、カザフスタンやアゼルバイジャンといったNISの産油国の方が、通貨防衛のための介入で準備高を減らした側面が大きい(むろん、それでも為替は切り下がっている)。ベラルーシは、ロシアから輸入した原油を加工する石油精製業が主産業になっているという意味で、今や半ば産油国のような経済になっており、しかも景気が悪化するとロシア以上にダメージを受ける。


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