soukin

 「ユーラシア分析クラブ」というサイトがあり、ユーラシア空間における統合に関する情報発信を手掛けているということである。

 それで、同サイトのこちらのページに、ユーラシア経済連合が労働移民にどのような影響を及ぼしているかを論じたレポートが掲載されている。同サイトの立ち位置からして容易に想像されるように、ユーラシア経済連合に加入することによるメリットを強調する論旨となっている。とりわけ、中央アジアやコーカサスの低所得国にとっては、より豊かなロシア(カザフスタンもそれに準ずる位置を占めるが)での出稼ぎ労働収入が、死活的な重要性を帯びている。今回のレポートには、ロシアから中央アジア・コーカサス諸国への送金額を四半期別に跡付けたデータが掲載されているので、それを用いて上掲のようなグラフを作成してみた(まだ通年の数字が出ていないらしく、1~9月という中途半端なデータになってしまうが)。ロシアは2015年に景気後退に見舞われた上に、通貨が大幅に下落したので、ドル換算した送金額が減っているのは当然である。ただ、そうした中でも、カザフスタン、キルギス、アルメニアというユーラシア経済連合加盟諸国は、ロシアからの送金の落ち込みを比較的小幅に留めることに成功している。一方、ユーラシア経済連合に加盟していないその他の国々では、ロシアからのドル換算送金額がより大幅に減っていると、そのような傾向が確かに見て取れる。 


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