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 こんな新刊をご恵贈いただいたので、紹介します。村上勇介・帯谷知可(編著)『融解と再創造の世界秩序(相関地域研究2)』(青弓社、2016年)、2,600円+税。冷戦終結後、急激に加速したグローバル化は二十世紀的な秩序を融解させ、アメリカの国際的地位の低下や中国の台頭、中東や東アジアでの緊張の増大など、国家間の関係性は劇的に変容した。諸国家のせめぎ合いによって新たな秩序はどのように立ち上がっているのか。中東、中東欧諸国、ラテンアメリカなどの政治・経済状況から現代世界を読み解く、という内容。章立ては以下のとおり。

プロローグ 覇権大国不在の無秩序な世紀の到来(村上勇介/帯谷知可)
第1部 国家の動態、地域の変容
第1章 ボーダースタディーズからみた世界と秩序――混迷する社会の可視化を求めて(岩下明裕)
第2章 中東の地域秩序の変動――「アラブの春」、シリア「内戦」、そして「イスラーム国」へ(末近浩太)
第3章 動揺するヨーロッパ――中東欧諸国はどこに活路を求めるのか?(仙石 学)
第4章 ラテンアメリカでの地域秩序変動(村上勇介)
第2部 越境のダイナミズム
第5章 「非・国民」――新たな選択肢、あるいはラトヴィアの特殊性について(小森宏美)
第6章 ロック音楽と市民社会、テレビドラマと民主化――社会主義時代のチェコスロバキア(福田 宏)
第7章 社会主義的近代とイスラームが交わるところ――ウズベキスタンのイスラーム・ベール問題からの眺め(帯谷知可)
第8章 資本主義の未来――イスラーム金融からの問いかけ(長岡慎介)
エピローグ 地域から世界を考え、世界から地域を考える――相関地域研究の試み(帯谷知可/村上勇介)



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