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 こちらの記事によれば、2014~2015年のロシアにおけるブランド別の薄型テレビ販売状況は、上図のようになっているということである。左半分が金額ベース(単位100万ドル)、右半分が数量ベース(単位1,000台)であり、青が2014年、赤が2015年の数字である。2015年のロシア市場のテレビ販売台数は549万台、金額で21.6億ドルであり、それぞれ前年からほぼ半減している。しかも、市場はサムスンとLGの韓国2強にほぼ席巻され、日系ブランドはかろうじてSONYが3位に登場するだけである。東芝はすでにロシアでの家電販売からの撤退を表明しているし、シャープもすでに2015年第1四半期でロシア向けのテレビの供給を打ち切っている。一方、パナソニックはロシアでは中韓勢との価格競争を嫌って安い価格帯のテレビ販売市場には見切りをつけ、プレミアムセグメント市場に特化する方向である。なお、2016年のロシアテレビ販売市場の見通しは、良くて横這い、悪ければ10~15%減が予想されるという。


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