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 ウクライナ・チェルカスィ州カミャンカ市(Кам'янка)。ロシア語読みではカメンカ(Каменка)で、ロシア圏にはカメンカという集落がそれこそ無数にあるが、これはウクライナ中部チェルカスィ州のカメンカである。バシコルトスタン共和国のシリーズを手掛けているところだが、新年一発目なので、ちょっと脱線する。先日、マンスリーエッセイ「チャイコフスキーの1から6までを聴き倒す」というのを披露し、そこで述べたように、ピョートル・チャイコフスキーは交響曲2番をウクライナのカメンカの地で作曲し、ウクライナ民謡の旋律を取り入れた作品でもあるので、チャイコフスキーの2番には「小ロシア」の標題が冠せられている。そのカミャンカ/カメンカの紋章が、上掲のもの。私の理解する限り、チャイコフスキー所縁の地であるからこそ、紋章に音楽を象徴するハープが描かれているのだろう。ロシアとウクライナの関係が少しでも修復されることを願い、新年最初にまずこれを取り上げてみた。


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