20150627key

 音楽好きの友人とも意見が一致するのだが、自分が青春時代にLPレコードで散々聴き倒してきたアルバムというのは、案外CDを持っていないことが多い。CDを買うなら、つい新味のあるものを優先してしまい、すでに聴き込んだ作品は後回しになりがちだからだ。私にとってはスティーヴィー・ワンダーが典型的なそのケースで、1980年代中盤の大学時代にLPで堪能し尽したので、その後のCD時代になっても、CDは買わなかった。これが、レア音源付きの「スーパーデラックス・エディション」でも発売されれば話は別なのだが、現在のところスティーヴィーに関してはそうした拡張版のようなものはまったく出ていない。SACD化されたのには少々心が動いたが、高音質だけでは購入の決め手には欠けた。

 しかし、最近個人的にハイレゾを聴く環境が整ったという事情があり、いくつかつまみ食い的に作品を購入しているところなのである。で、そんな中でスティーヴィー・ワンダーの1970年代の傑作群がハイレゾ化されて売られているのを目にしたので、まあこの機会だからと思い、それらを順次購入・ダウンロードしているところなのである。で、金字塔と言われる『キー・オヴ・ライフ』が、2枚組の割には値段が割安だななどと思い、まずそれからダウンロードに着手した。ただ、通信環境次第だとは思うが、『キー・オヴ・ライフ』のダウンロードには膨大な時間がかかり、ほぼ一晩を要した。2枚組のボリューム感が、ダウンロードする上ではアダになったわけである。ああ、恐るべし、ハイレゾ。


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