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 みずほ総合研究所編著『激震 原油安経済』(日本経済新聞出版社)が出版されました。研究者仲間の金野雄五さんが執筆に参加しておられます。その中身は、

 2014年半ばには110ドル近かった原油相場が、翌15 年3月には40ドル台前半までに暴落。この価格下落を招いた経済環境の変化とは何か、世界各地にどのような影響を及ぼしているのか、来たるべき原油安経済をいかに受け止めればよいのか――。原油安によって、日本はトリプルメリット(原油安、金融緩和、財政拡大)で底上げされ、産油国には増税に等しい富の流出をもたらし、新興国経済は明暗を分けることになる。その一方で、原油安にともなう物価の下落に対処すべく各国中央銀行は異例な金融緩和に踏み切って、異常なマイナス金利(金利水没)をもたらしているが、原油価格下落からの道筋も、世界の「金利水没」からの出口もまだ見つかってはいない。 本書は、原油安経済の構造と衝撃を解明するとともに、世界経済全体の病巣が予想以上に根深いことも明らかにするタイムリーな経済分析である。



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