こちらのニュースによると、3月9日にコペンハーゲンでEU外相の非公式会合が開かれ、その場でA.アジュバリス・リトアニア外相がベラルーシとロシア・カリーニングラード州における原発建設プロジェクトを「無責任」として批判したということである。ベラルーシの原発は対リトアニア国境から50kmの地点での建設が決まっており、カリーニングラード州もリトアニアと隣接していて、いずれの原発もロシアの技術で建設される。アジュバリス外相によれば、いずれも国際的な原子力安全のルール・標準・憲章に違反した無責任なプロジェクトである。両プロジェクトが環境に及ぼす影響につき、いまだにしかるべき回答がない。したがって、EUの対外政策にもとづいて、EU諸国が共通の立場を打ち出すことが肝要だと、外相は訴えた。