こちらのサイトで、政治評論家のV.ビアンキ氏が大統領選につき、主にサンクトペテルブルグの視点からコメントしている。いわく、サンクトペテルブルグでプーチンが60%得票したという数字は、かなり怪しい。確かに、政権側は反政府的なムードだった市民の票をある程度取り戻すことに成功したが、それでも当地における選挙の不正は、下院選の時よりも少なくなったとはいえ、かなりのものだった。市民のムードは幾分変わってはきたが、政権側は社会との対話は行おうとしていない。明日集会があったとしても、来週末になればもう何もなく、プーチンの支配体制には何の変化もないだろう。反政府集会は主にモスクワで開かれるはずで、ペテルブルグにはもう革命の揺りかごを自負する資格はない。