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 日ロ合弁企業の「ソラーズ・いすゞ」という会社がある。日本のいすゞおよび双日と、ロシア側のソラーズによる合弁であり、2008年からいすゞブランドのトラックの生産をタタルスタン共和国のエラブガ工場で行っていたが、2012年6月からウリヤノフスク市のUAZ工場(ソラーズ傘下)に生産拠点を移転している。こちらのニュースに見るとおり、2012年に日本側の出資比率を引き上げ、現在はソラーズ50%、いすゞ45%、双日5%になっているということである。 いすゞNシリーズ(日本名:エルフ)を当面年間5,000台程度生産することを目標に掲げている。

 こちらの記事が、そのソラーズ・いすゞの近況について伝えている。これによると、このほど工場は新たにトラック・シャーシ「NQR90」の生産に着手した。2013年には約500台のNQR90の生産を計画しているが、すでに販路は決まっている。NQR90は最大積載量6.6tで、UAZで生産されるいすゞのシャーシとしては最大の積載量となる。新たな製品は、空気圧のブレーキシステム、より大きなガソリンタンク、エンジンの馬力、運転の快適性などに特徴があるという。ウリヤノフスク市で最初の生産が始まった2006年以降、ロシアの工場で、1万5,000台のいすゞ・トラックが組み立てられた。2012年には1,600台のNシリーズのシャーシが生産され、2013年にもほぼ同程度の台数を生産する予定。最も需要が大きいのは5tクラスのシャーシであるという。

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