これまで、パソコンの日本語入力には、Microsoft Office IMEを用いてきた。ただ、日本語辞書への単語登録が、面倒だなと思っていた。パソコンを複数台使ったり、新しいものに買い換えたりした際に、いちいち辞書への単語登録をするのが面倒だな、と。まあ、買い換えた時には、新旧パソコンでデータをそっくり移行すれば、単語登録も引き継がれるんだったかな? いずれにせよ、何とかして複数のパソコンで単語登録を共有化できないかなというのを、前から思っていた。私の場合、ロシア圏の変わった地名を打ち込むことが多いので、そういう地名を辞書に登録したいのだけれど、複数台あるPCですべてそれをやるのは面倒であり、どうにか共通化できないかなと思っていたわけだ。

 そしたら、先日、ふとしたことから、ジャストシステム社の日本語入力ソフトであるATOKでは、クラウドで辞書を共通化するという、まさに私の思い描いていたことができるらしいということを知った。そこで、ATOKの無料お試し版をダウンロードし、この3週間ほど使用感を試してみたわけである。結論から言えば、ATOKの日本語入力ソフトとしての満足度は、Microsoft Office IMEと大して変わらなかったかな。まあ、ATOKの特質に合った入力のコツみたいのがあるのかもしれないけど、イマイチそういったものは実感できなかった。それで、肝心のクラウドで辞書を共有化する機能だけれど、説明によれば、それを利用するためには有料ソフトを購入するだけじゃなく、月々料金を支払う有料コースのようなものに加入する必要があるらしい。なので、ちょっとやめておこうかという気になった。

 他方、Googleの日本語入力でも、クラウド同期機能を使って、複数台で辞書を共有化する機能があるらしい。しかし、こちらのページに書いてあるように、現在のところその機能が使えるのは、不安定な「開発版」だけとのこと。それから、こちらのニュースに見るように、昨日4月4日付で、Android版のGoogle日本語入力が、ベータ版から正式版になったという動きもあったようだ。まあ、あまり深入りする余裕もないので、もうしばらくMicrosoft Office IMEを使いながら様子を見るか。

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