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 昨晩から体調を崩し、新年度早々、休暇をとって家で静養するはめになってしまった。1日横になっていたら、ほぼ良くなったけど。そんなわけでブログは簡単な記事だけで。

 今般、岡田則夫著『SPレコード蒐集奇談』という新刊が刊行され、各方面で評判となっている。私の愛読している『レコード・コレクターズ』という雑誌の連載を、単行本化したものだ。Amazonの商品紹介をそのままコピーすると、

 大正・昭和の珍盤を求め、全国の古道具屋を駆け巡る── レココレの人気連載、ついに単行本化!  レコードの匂いがするところ、この男あり。北海道から沖縄まで、全都道府県でのSPレコード収集を目ざし、各地の骨董市やガラクタ道具屋を訪ね歩く。月刊『レコード・コレクターズ』で1986年に開始した人気連載から、収集のノウハウや旅のエピソードを中心に40編をセレクト。人やモノとの出会いに心がなごむエッセイ集です。

SPレコード蒐集奇談 (ミュージック・マガジンの本) [単行本]

 今まで、人に言ったことはなかったが、私はこの岡田さんという人の価値観や文章に、結構影響を受けている。特に、『不思議の国ベラルーシ』という本を書くに当たって、感化された部分が大きかった。私にしても、SPレコードに特別に関心があるわけではないが、その私が読んでも、岡田さんのエッセイは面白い。それならば、ベラルーシというマイナーな国についても、工夫次第で、世間の皆様に関心をもってもらえるような本が書けるのではないか。商業的な出版のテーマとしては厳しいベラルーシという国ながら、そのような信念を心の支えに、何とかして形にしたのが、拙著だった。

 そんなわけで、私にとっても感慨深い、「蒐集奇談」の単行本化。基本的には旧原稿をそのままコンパイルしただけのようだが、改めて読み返しても、やはり面白い。ただ、写真はもっと大きく掲載してほしいし、旅行記が中心なのだから地図くらい付けるべきではないかとか、若干制作上の注文は付けたくなった。

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