20130325yudai

 私の知り合いの大学の先生が、2年ほど前に、耳寄りなことをぽつりとおっしゃった。「私のゼミ生が、Jリーグの川崎フロンターレに入ったらしいんですよ」。何ですと? 教え子がJリーガー?! 何でも、先生は、その学生さんがサッカーをやっているということは知っていたものの、小柄だしあまりサッカーの話もしなかったので、そんなにすごいプレーヤーだとは知らなかったのだが、卒業間際に「私、Jリーグのチームに入ります」という感じで、唐突に報告してきて、驚いたらしい。私だったら、もっと色めき立つところだけど、その先生はむしろ野球ファンらしく、サッカーでJ1のチームにリクルートされることのすごさを、いまいち実感しておられないような様子だった。その選手は、田中雄大選手という。私にとっては、知り合いの教え子がJリーガーなどということは初めてであり、個人的に勝手に応援していた。そして、その田中選手が、昨日のリーグ戦で、プロ入り初ゴールを決めたのだ。

 田中選手は、2011年に川崎フロンターレに入団し、当初は本職の左サイドバックで起用されたものの、2年目に風間監督が就任すると出番を失い、昨年途中からFC栃木でプレーしていた。今季はいったん川崎に戻ったあと、新たにJ2のガイナーレ鳥取にレンタルに出されていたようだ。昨日の鳥取ホームの試合で、くしくも昨年の所属チームの栃木を相手に、プロ入り初ゴールを決めたもの。昨日の試合では、本職のサイドバックではなく、ボランチを務めていた。得点は、コーナーキックのこぼれ球を、遠い位置から豪快にたたき込んだもので、目の覚めるようなファインゴール。J2第5節のベストゴール候補に挙がっているのも納得だ。上の写真は、テレビの画像を撮ったものなので、やや不鮮明だけど、悪しからず。これを機に、より一層の活躍を期待したいものだ。

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