前のエントリーに引き続き、ウクライナ政治の動き。10月28日の最高会議選挙を受け、12月3日にM.アザロフ首相の内閣はいったん総辞職し、12月9日にV.ヤヌコーヴィチ大統領が新たな首相候補としてアザロフ氏を再度指名した。これに関する議決が12月13日に最高会議で行われ、過半数を上回る252名の議員がこれに賛成し、アザロフが首相として続投することが決まった。内訳は、地域党208、共産党32、無所属12だった。祖国、UDAR、自由は全員が票を投じなかった。これを受け同日、ヤヌコーヴィチ大統領がアザロフ氏を首相に任命する大統領令に署名した。

 その他の閣僚人事はまだ明らかになっていないが、こちらのニュースによると、V.ホロシコウシキー第一副首相が大統領に退任を申し出ているということである。記事によれば、アザロフ氏が首相では経済改革やウクライナの戦略的路線の擁護が期待できず、それに承服できないことが理由であるとされている。


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