20121118kokuriko

 ホームシアター生活が復活し、「まぼろしの邪馬台国」に続いて観たのが、2011年のジブリ作品「コクリコ坂から」。しかし、ホームシアターで映画を観るのも久し振りだけど、TSUTAYAでDVDやブルーレイを借りるのはもっと久し振りだ。1年振りくらいかな。私はブルーレイはPS3で再生するのだけれど、この「コクリコ坂から」のブルーレイをプレーしようとしたところ、本ディスクを再生するにはPS3のアップデートが必要みたいな表示が出て、その作業に随分難儀してしまった。うちではPS3はプロジェクターでしか再生できないようになっていて、したがって映写する時は部屋は暗闇であり、でもアップデートするには取説読んで色々操作する必要があって、灯りをつけたり消したり、ああでもないこうでもないと、なんかバカみたいでした。

 さて、本作「コクリコ坂から」、例によって作品解説を他からコピーしてしまうと、横浜にあったある高校で、明治に建てられた由緒ある建物をめぐって小さな紛争が起きていた。古いけれど、歴史と思い出のつまった建物。それを取り壊すべきか、保存すべきか。ある高校生の男女が、そんな事件の中で出会い、心を通わせ、助け合って行く。 ふたりが見出した日本の“明るい未来”とは、何だったのか。16歳の海と17歳の俊の愛と友情を横糸に、建物をめぐる紛争を縦糸に、この物語は、まっすぐに生きる高校生たちの群像をさわやかに描いてゆく、というもの。

 で、鑑賞してみたところ、本作はなかなか面白かった。宮崎駿氏の息子の宮崎吾朗氏が監督であり、この人はデビュー作の「ゲド戦記」がアレだったので、どうかなという疑問もあったが、本作は上手く仕上げたのではないかと思う。正直、特別なところがあるわけではなく、既存のジブリの世界観の焼き直しという感じもなきにしもあらずだが、良質なエンタテイメント作に仕上がっており、私は充分に楽しんだ。

★★★★☆


ブログ・ランキングに参加していますので、
よかったら1日1回クリックをお願いします。
にほんブログ村 海外生活ブログ ロシア情報へ