こちらのニュースによると、サマラ州のトリヤッチでシボレーニヴァ・ブランドの車を生産している合弁企業GM-AvtoVAZが、新たにトリヤッチ経済特区で生産を行うことが決まった。10月18日、トリヤッチ特区の理事会がGM-AvtoVAZのビジネスプランを承認したもの。GM-AvtoVAZはトリヤッチ特区でボディ生産およびプレス生産向けの建屋を建設し、また実験場およびロジスティクス・センターを設ける。総投資額は62億ルーブル。サマラ州行政府が発表した。

 理事会を総括してN.メルクシキン・サマラ州知事は、GM-AvtoVAZのような大口投資家の特区入居は、地域にとって重要な出来事であり、サマラ州の自動車コンポーネント部門に多大な投資と新テクノロジーをもたらし、数千以上の質の高い職を創出するとして、歓迎の意を表した。理事会の出席者たちからも、GM-AvtoVAZの参入により、特区の区画がより早く埋まっていくことになり、特区入居企業間の技術的連関も発達することになるという見解が示された。V.トレチャコフ・ロシア連邦経済発展省経済特区・プロジェクトファイナンス局副局長も、今回の申請はトリヤッチ特区発展の大きな節目であり、自動車コンポーネントのサプライヤーたちはトリヤッチで新たな自動車組み立て企業の受注を期待できるようになったとコメントした。GM-AvtoVAZのジェフリー・グローヴァー社長は、トリヤッチ特区は我が社に1箇所の敷地で複数の生産を可能にしてくれ、そのことが我が社の生産拡張と、ロシア市場に新しくより競争力のあるシボレー・ニヴァを投入することを可能にしてくれる、と述べた。

 GM-AvtoVAZは2013年春に特区で建屋の建設に着手し、生産開始は2015年末を計画している。(写真は一昨年トリヤッチに調査に行った時に撮ってきた現在のGM-AvtoVAZの社屋。)

20121020gmavtovaz

ブログ・ランキングに参加していますので、
よかったら1日1回クリックをお願いします。
にほんブログ村 海外生活ブログ ロシア情報へ