ヨーロッパの方では、サッカーのチャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグが始まっている。普通の日本人なら、ビッグクラブのスーパースター軍団や、あるいは日本人選手の活躍に熱視線を送るところだろうが、私は今季もロシア圏のチームを中心にテレビ観戦にいそしむつもりだ。

 CLには、私の関係国から5チームが出場している。ロシアのゼニト・サンクトペテルブルグとスパルタク・モスクワ、ウクライナのシャフタール・ドネツィクとディナモ・キエフ、そしてベラルーシのBATEボリソフである。予選に出たロシア圏のチームがことごとくそれに勝利したので、やたらと数が増えた。ELにも、ロシアのルビン、アンジ、ウクライナのメタリスト、ドニプロが出ていて(もっとあったかな? 未確認)、ずいぶん賑やかだ。

 CL、ELとも、すでに一次リーグの第1ラウンドが終わった。まあ、スパルタク・モスクワがカンプノーでバルセロナ相手に2発ぶち込んだのもすごかったけれど(結局2:3で敗戦)、何と言っても特筆すべきは、BATEボリソフがフランスのリール相手に敵地で3:1の完勝を収めたことである。BATEにとっては、待ちに待ったCL本大会での初勝利。思い起こせば、昨シーズンもCLに出場しながら、グループステージで1勝もできず、しかもホームの最終戦で変な相手に敗れて、ELに回れる3位の座も明け渡してしまった。今季も、CLのグループステージは決して楽な組み合わせではなく、「下手にCLに出た分、またELでの戦いの権利も逃してしまうのか?」なんていう嫌な予感が漂っていた。それだけに、今回の幸先の良い勝利は誠に慶事と言う他はない。

 たしかに、地元のリールの出来の悪さに助けられた面は大きかったかもしれない。それでも、BATEにとってはレジェンド的な存在であるA.フレブが古巣に復帰したことで、チームに一本芯が通り、アウェーでも動じない堂々たる戦い方をしていた。まあ、決勝Tに進めるグループ2位以内は困難にしても、ぜひ3位を死守してELを確保してほしいところである。

20120927bate

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