昨年の12月にウクライナ西部のリヴィウに調査出張に出かけ、その際にオペラ・バレエ劇場でバレエを鑑賞したということを、旧「こっそりブログ」の時代に書いたことがある。記事をコピーしておくと、

 私はこれまで劇場でバレエを観たことがほとんどなかった。ベラルーシ駐在中に、かなり創作色の濃い作品を観たことこそあったものの、それは半分演劇のような出し物であり、古典バレエとは無縁だった。だいたい、毎年モスクワに行くのに、モスクワのボリショイ劇場には一度も足を踏み入れたことがない。しかし、12月のウクライナ出張で、リヴィウ滞在時に夜時間があったので、オペラ・バレエ劇場でバレエを観ることにした。リヴィウの劇場は、目抜き通りの一番目立つところにあり、13年前にリヴィウを訪問した際には確か改修工事中で、立派な建物が気になっていたということもあって。で、私が観に行った日は、「白鳥の湖」、「カルメン」の現代版のようなもの、「パヒタ」という作品の3本立てで、おそらくそれぞれダイジェストと思われ、初心者には打って付けのプログラムだった。正直、こんなに楽しめるとは、思わなかった。

 なんてことを書いた。

 で、現在私は、日本・ウクライナの経済関係に関する小文をまとめようとしているのだけれど、その過程で、日本がこの劇場に支援をしていたということを知った。すなわち、日本政府による対ウクライナ文化無償支援の一環として、「リヴィウ国立オペラ・バレエ劇場に対する照明機材(4,990万円): 2003年9月E/N署名,2005年9月引渡。」という案件が挙げられている。なるほど、確かに言われてみればそんな協力例を聞いたことがあったような気がする。旧ブログに書いた時に日本の支援について言及できなかったので、ここに付記する次第です。

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