20120917milliondollar0

 東京外国語大学オールディーズ同好会OB会、略してTUFSODOBK(あまり略せてない?)のこの秋のイベントとして、東急シアターオーブという劇場で本日、ミュージカル「ミリオンダラー・カルテット」を鑑賞してきた。ブロードウェイのミュージカルが日本に上陸したもので、どんな作品かというと(ウェブサイトから拝借)、

 1956年12月、エルビス・プレスリー、ジョニー・キャッシュ、ジェリー・リー・ルイス、カール・パーキンスの4人のスターが集結した“一夜限りのセッション”の裏側に迫る物語。彼らの自負と対立、そして空前絶後の競演が、「ブルー・スエード・シューズ」「ザッツ・オール・ライト」ほかロックンロール不朽の名作に彩られ鮮やかに繰り広げられる! 伝説が生まれる瞬間を、目撃せよ!

 というもの。

 しかし、渋谷に出かけるのも、何年振りか思い出せないくらい、超久し振りだ。東急シアターオーブというのは、最近出来て話題になっているヒカリエという複合施設の最上階にある劇場。そのせいか、客層は、いかにも東急沿線に住んでいそうなハイソな雰囲気の年配の方々や、あるいは普通のカップルなどが多かった。私のようなオールディーズ・オタクは、ちょっと場違いな感じすらあった。というわけで、観客の多数派はこの日歌われた曲や、あるいは予備知識・トリビア的なことをほとんど知らなかったはずで、したがって、ディテール的なことへの反応は鈍かったけれど、音楽は普通に楽しんでいた様子で、終わってみれば大盛り上がりだった。

 私は前から8列目というかなり良い席だったのだけど、運悪く前に巨人のような男が座り、ステージが観づらかった。また、十数年くらい前まではこの程度の英語はかなり聞き取れたのに、すっかりなまってしまい、意外に字幕に頼ってしまった。で、その字幕がステージの両サイドに表示され、中央の前の方の席ではかえって字幕を見るのが大変だった。

 まあ、とにかく出演者はみんな歌も演奏も上手いので、それだけで無条件に楽しめる。ただ、細かいことを言うと、エルビスとかもうちょっと本人に似ててもいいんじゃないかとか、カール・パーキンスのサウンドがハードすぎないかとか、気になることは多少あった。


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